突然の母の希望、墓参り&兄ちゃんに会いたい!そこで私の妊娠は諦めたことを知る

 
加藤レディスクリニック(KLC)で7回の体外受精が失敗に終わり、自分が決めた8回までという回数制限まであと1回と迫った体外受精3年目の今年、気持ち的にも経済的にも切羽詰まったこともあり、KLCに行かないまま4ヶ月が過ぎようとしていました。そんな時、すっかり弱ってどこにも出かけたがらなくなっていた母が急にお盆でも誰の命日が近いわけでもないのに、自分の親の墓参りに行きたい、そして数年会っていない兄ちゃんに会いたいと言い出しました。 

KLC中断、自己流タイミング療法もいきづまる 

KLCに行く気力もお金もないけれど、なんとなく時間を無駄にしている罪悪感からか、以前杉山産婦人科で習ったタイミングのつかみ方と、最近のKLCの採卵日のタイミングなどを参考に、自己流で排卵日を把握して意識していました。
 
基礎体温は測り方も慣れてきたのか、きれいに二層に高温期、低温期が分かれ、さらにこの頃初めて気づいたのですが、わたしにも排卵痛らしき腹痛が起こることもわかりました。
 
生理痛のような痛みで、だけど範囲が生理痛より狭く、右側とか左側とかあって、突然始まっては30分~1時間くらいでおさまるんです。
 
それは昼間だったりすることが多く、いまだー!とわかってもどうにもなるものでもないので、やっぱり2日前くらいから仕込んでおかないといけないんだなぁと実感しました。
 
それでちょっと遅いかもしれないけどせめてその日の夜は仕込まなきゃと「いま排卵したっぽいから今日はお互い早く帰ろう」なんて旦那さんにメールしたりして、こっちは今日逃したらもうおしまい!くらいに気持ちが切羽詰まった状態で帰るのですが、おそらくわたしの目は血走ってムードもへったくれもない状態だったのが原因だったのでしょう、トライしようとしてみるも、うまくいかなくなってしまいました。。
 
1か月に1度のタイミングをつかめなかった!という苛立ちで旦那さんにあたりまくる、それでさらに旦那さんは気持ちが萎える、それが常態化してしまって、タイミングさえも取れない周期が続いてしまいました。
 

EDの薬を試してみる

旦那さんが泌尿器科に相談に行ったところ、EDの薬をもらって帰ってきました。保険が効かないので1錠¥2,000とのこと!
 
薬って実費だとこんなに高いんだ・・・大切な大切な1錠です。
 
試してみましたが、ダメでした。結果は同じ。薬の効果よりわたしのプレッシャー、威圧感が勝ってしまったようです。
 
1錠¥2,000もするお薬に頼ってもダメだった、しかも飲んだ後の頭痛がひどいらしく、もう二度と飲まないと言い出しました。まぁ飲んでもダメなんだったら別に飲んでもらわなくてもいいけど、こっちは頭痛どころか何度も採卵だのポリープだの痛い思いと辛い思いしてんのに、薬の頭痛くらいでなんだよ?!とまた苛立ちがつのってしまいました。
 

正直、子供なんてもともと欲しくない

なにもかもがうまくいかなくなり自暴自棄、夫婦仲険悪、そんな時に義理の姉1に第二子誕生。生まれた赤ちゃんにはすぐには会いに行く気にはなれず、数ヶ月して実家で集まった時にひそかにあるはずのない妊娠菌を意識しながらこっそり抱っこしてみたら、すかさず義理の姉1が
 
「おともだち連れてこーい!」
 
離れた席から言いました。うっ。。ぐさっ。。。
そしてあちこちの方向にいるみんなから憐みの空気が赤ちゃんを抱っこする子供のいないわたしに向かって流れてきます。。これだから嫌なんだよ。。。集まりに顔出すの。。
 
義理の姉2も数か月後に出産を控える妊婦さんでお腹パンパン。食べたいけど食べ物が入らない!と苦しそうに天井を仰いでいます。義理の両親は産まれたばかりの孫を愛でながらこれから生まれるもう一人の孫を楽しみにしている様子が見て取れ、妊娠・出産・幸せモードの空気がもうこれでもかとばかりに部屋中にあふれかえっています。
 
すると義理の姉1から聞かれてしまいました。
「最近聞かない気がするけど病院行ってるの?ああいう病院って毎月行くもんじゃないの?」
 
散々通ったけどダメだった、お金も無くなってしまった、できることやろうとしてるけどあなたの弟さんがEDみたいになり、いろいろうまくいかなくてにっちもさっちもいかない状況に陥っている、などとぶちまけてしまいたい気持ちだけはかろうじて抑えて、
 
「もう行ってないよ。そもそも子供なんて欲しくなかったし。」
 
と言い放ってしまいました。静まり返る空間。
 
そう、これでいいんだ。そもそも自分は子供が欲しいかどうかもわからなかった、そういう気持ちだから赤ちゃんは来てくれないのかもしれない、だったらそれが答え、無理して望んでも叶わないし、欲しくないからもういらない。
 
今後体外的にも自分に対しても、そういうスタンスでいよう、これが楽だ、とこの時思いました。
 

母からの急な希望で墓参り&伯父に会いに行くことに

墓参りと伯父の家は、家からの方向は同じ方面でも道がY字に分かれるので、両方いっぺんに行くとなると一旦引き返す必要があって、片道6~7時間はかかってしまいます。なのでいままで墓参りには行っても、伯父の家には行ったことはありませんでした。
 
でも、ここのところすっかり弱って外に出たがらなくなっていた母が急に真剣な目でどうしても両方行きたいと訴える姿に、わたしも、父も、弟も、なにかこれは絶対に叶えてあげなければならないこと、そしてこの機を逃してはいけないことと感じました。
※先日レバコールの効果で母が元気になったと先に書いてしまいましたがこれはレバコールを紹介する前のお話です。
 
それで急遽計画し、お盆でも誰の命日でもない5月、わたしの家族総出で行くことになりました。
 
母の兄、つまりわたしの伯父ですが、非常に重い糖尿病で、もう数年前からずっとインシュリン注射を自分で打っていたし、最近は痴呆症のレベル4だかの状態とかで、会ってもみんなのことわからないよと伯母から言われていましたが、母はそれでもいい、私が兄ちゃんの顔を見れればそれでいい、と言って行ったのですが、その日は調子が良かったのかあまり以前と変わらない様子で、一時糖尿病で激やせしてしまったのに、それも健康的に戻っていてとても元気そうでした。
 
伯父がそのような深刻な状態でも、伯母がとにかく明るくて、なんでも笑い話に変えてしまう人なのと、隣の家に住む、わたしのいとこ夫婦も遅れて顔を出してくれたのですが、そのいとこ夫婦ももう結婚して10年経つのに子供ができないでいたのに体外受精をして、おそらく一回目で、見事赤ちゃんを授かったそうで、楽しく明るい話題で時は過ぎました。
 
そんな時、ふいにちょっと離れた向こうの席からひそひそ声が聞こえてきました。
 
伯母「・・・〇◇△〇×△〇×・・・?」(←聞こえなかった)
 
母「ううん。。もう無理よ。。できない。歳だもの。」
 
わたしの子供の話だと分かりました。
 
伯母は昔から、結婚はしなくてもいいから子供産め!と何度も言ってきていた人なので、結婚してもう何年も経つのに子供ができないわたしが気になっていたようで、この旅行の段取りのことでわたしが伯母と何度か連絡を取り合った時も、何度も子作りを頑張れと電話口で言っていました。自分の息子も10年もできなかったのに体外受精をして授かったのだから諦めることはないという気持ちを伝えてくれているんだとわかりました。
わたしは明るいこの伯母が大好きなので、何度も子供のことを言ってきてくれるのも好意的に受け取っていたので嫌な気持ちはありませんでしたが、その母の言葉のほうが胸に刺さりました。
 
あんなに、あんなにわたしに子供が産まれることを望んでいた母なのに、最近言わないようになったと思っていたけど、やっぱり諦めたんだ。諦めさせてしまったんだ。。申し訳ない気持ちで胸がキューーッと締め付けられました。。
 
本当はね、本当はね、わたしも作ろうと思って体外受精7回も頑張ったんだよ。。ママに孫を抱っこさせてあげたくて結構頑張ったんだよ。。
 
ふたりの間に割って入って伝えたい気持ちになりましたが、このままできないのならそのまま諦めてもらっていた方がいいと聞こえないふりをしました。
 
そして母は、兄ちゃんと写真が撮りたいと、写真なんて嫌いな人だったのに言い出して、富士山が見える通りがあるからそこへ行こうと散歩がてら出ていきました。
 
帰ってきて撮った写真を見せてもらって、わたしは息をのみました。。
 
写真の中の母が・・・透き通るかのように・・・生気がないんです。。
 
母よりも数段重い糖尿病で認知症も発症している伯父のほうが全然元気にいい笑顔で写っています。
 
わたしは、もしかしたら父も、弟も、なにか悟ったような気持ちになってしまいました。。
 

疲れで急激に体調を崩す母

その後、お墓に近い場所の宿に1泊して、翌朝墓参りをして帰ったのですが、ひどい渋滞で帰路8時間くらいかかってしまいました。母はひどく疲れた様子でしたが、兄ちゃんに会えてよかった、お墓参りができてよかった、連れてきてくれてありがとうとしきりに運転手の旦那さんにお礼を言っていました。
 
走り出して4時間くらいしたところで、疲れた・・・と言い出したと思ったら、みるみるうちに鼻声になり、嫌な咳が出始め、家に着いたときにはもう歩くのもやっとなくらいにぐったりとしてしまいました。
 
家についたらおうどんを作ってあげるから食べて帰りなさいと言ってくれていたのですが、
 
「ごめんね、おうどんを作るって約束したけれど、ママちょっと疲れちゃった。帰ってすぐ寝かせてもらってもいいかな。」
 
手すりと父につかまりながらなんとか家に入って、わたしたちはそこで自分たちの家に帰りました。
 
こんなたったの数時間であそこまで風邪が悪化するものか???
ついこないだまで虚弱体質で扁桃腺がバーン!高熱がバーン!!だったわたしでさえも驚く進行の速さでした。
 
帰り道、間抜けなわたしは思い出しました。ハッ!!わたし荷物の中にレバコール持ってたのに!!
 
疲れたと言いだした時に飲ませればよかった。風邪が進行し始めたときに飲ませればよかった。。
 
なんで気づかなかったんだろう??あほだあほだあほだ。。
 
きっと母は体力が落ちきってしまっているから疲れただけでもあんなにすぐに風邪の症状が悪化してしまうんだ。
ほんの2~3年前まではちょこちょこと小走りでキャッキャとはしゃいでいるイメージだった母が、今回の旅行で歩く姿を見て、あの歩き方はなに?まるでおばあさんじゃん!足を一歩一歩そろりそろりと出して、ようやく前に進む様子に驚いて父に聞いたのですが、最近はもう食事もあまり摂らないし、散歩も出たがらないから足腰が弱る一方なんだよと言ってました。レバコールを勧めてくれた薬剤師さんが言っていたように、食べても老人だから消化吸収するパワーがなくて栄養を抽出できない、だから栄養がとれない、動かないからお腹もすかないから食べさえもしなくなる、それでどんどん弱っていってしまうのでしょう。
 
まさにこんな状態の母にこそレバコールではないか!あーなんでこの旅行中に飲ませてあげることを思いつかなかったんだろう。。
いっそのことこの手持ちのレバコールを全部あげてもよかったのに。
 
母に少しでも前のような元気を取り戻してもらいたい、そのためにはレバコールを勧めなければと思ったのでした。
 
※それでこの後、母はレバコールを飲み始めて元気を取り戻すというところにつながります。

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