いざ不妊治療始めようとなった途端、自分も当事者になったことに気づき急に渋りだした夫。そこから説得に4ヶ月、とりあえず検査とか体外受精とかは置いといて、まずは相談だけ行ってみようということで連れ出しました。そのKLC(加藤レディスクリニック)の初診当日の様子をご紹介したいと思います。
初診で病院へいくタイミング
その周期の体外受精希望で初診で来院するときは【生理3日目】に来るようにと説明会の時に言われました。
完全予約制です。
いまはホームページで初診予約の空き状況を見ながら予約ができるようです。
2012年当時もネット予約ができたかどうかは不明ですが私は電話にて予約しました。その月に体外受精を始める覚悟はできていなかったものの、とりあえず生理3日目の予約を取りました。
生理が始まってから予約したので確か2日前の電話でしたが、希望の日にちに予約が取れました!
受付、当日の流れ
想像していたよりもこじんまりとしたビルの、重いドアを押し開けて小さなエレベーターで10階受付へ。
KLCには受付が4階、5階、10階とあるようですが初診受付は10階とのこと。
自動ドアを入るとふわぁっと消毒液の香り。。うーん。。たまらん。。このアルコールのにおい好きなんです。。
扉入って右手が採血コーナーになってました。だからなのね。
そして入って正面奥にひっそりした待合室があって、奥の方の受付カウンターに進みました。その突き当り奥に診察室がありました。
「初めてですか?この病院は不妊治療専門の病院となっておりますがよろしいでしょうか?」
「は、はい。」
「ご主人様ですね、奥様とおふたりともの健康保険証のご提示をお願いします。受診登録シート、問診票はご記入されてますか?」
「え?いえ・・・(いま来たばっかりなんだけど・・・)」
「ではこちらにご記入ください。待ち時間短縮のため事前にご自宅でご記入できるようホームページでフォームが出せるようになっております。」
あ・・・そうだったのね。すみません。。
「あとこちらは当院の院長の著書です、治療方針などが書かれていますのでどうぞお目通しください。」
あ・・・待ち時間に読んどけってことかな・・でもこの本新品じゃない?
【不妊治療はつらくない~むだな検査や薬がふたりの赤ちゃんを遠ざける~ 加藤レディスクリニック院長 加藤修】
ふう~ん。つらくないって本を出すってことは一般的な不妊治療はつらいってことなのかな・・・(←なにもわかってない)
「あれ?なんかみんな本持ってるよ?これ全員にくれるってこと?えー待合室に置いておいてくれれば見るのに・・・」
とブツブツ言うと、旦那さんが、
「くれるんじゃなくて会計に含まれるんじゃないの・・・?」
あ、ありうる。。買わされるってことか・・・汗。。なるほど、不妊治療専門病院東京ランキング1位ですから来院者数も相当多いはず、こうしちゃえば絶対売れるよねぇ。。
次に来た夫婦に向けてまた同じセリフが聞こえてきます。
「初めてですか?この病院は不妊治療専門の病院となっておりますがよろしいでしょうか?」
わざわざこんな都心のオフィス街の中の病院に、それもビル自体には大々的に「産婦人科!」みたいに書かれていないのに、普通の産婦人科と間違えてきちゃう人もいたりするのかな?まぁ念の為確認してるんだろね。
そんなこんなで待ち時間30分程度でしょうか、私の番がきました。
教祖様的存在と化した竹原先生に再会!
ご縁なのか、初診は全員がそうだったのかはわかりませんが、呼ばれた診察室にいらしたのは説明会の時に講師だった竹原副院長先生でした。
私の中では憧れの、いわば教祖様的存在と化した竹原先生!
説明会の時に何百人もの参加者の前で講師をされた竹原先生が目の前に座っていらっしゃいます。
先生「4か月前の説明会に参加したのね、この間どうしてたの?」
私「特になにも。。いやあの、私の中では気持ちは決まっていたのですが、主人のほうがまだ・・・その、体外受精なんかしなくてもそのうちできるんじゃないかと、そういう話し合いというか・・・とりあえず今日なんとか相談だけでも行ってみようと連れてきまして・・」
先生「あぁ、大体の夫婦が最初にその壁にぶつかるんだよね。どうしても温度差がうまれちゃう。おたくのように奥さんの方が年齢が高齢となると余計だよね、ほんとにもう急がないといけないのに。まぁわかれって言っても難しいだろうけど、旦那さんも子供が欲しくないわけじゃないなら奥さんの考えに協力してあげてよ。いま体外受精をしないとっていうね、理解できなくても仕方ないから協力してあげて。」
私には4ヶ月かけても説得できなかった旦那さんですが、先生の説得を受けて初めて真剣に話を受け入れようと思ってくれたようです。横顔からそんな表情が見て取れました。
体外受精を申し込む!
先生「そしたらどうしようか?少しでも早い方がいいとは思うんだけどこればっかりは夫婦で合意してもらってからじゃないと進められないからね。とりあえず体外受精しようと決めたらまたいらっしゃいよ。」
私「あっ!いやっ・・・!もう!体外受精お願いします!」
せっかく先生のお言葉で旦那の表情が動いたのに、また話し合って来まーす!と出直してしまったらまた何か月後になるかわからない。勢いで口走ってしまいました。
「!?」
旦那さんの顔が固まっている・・。けどまぁいいや!こうでもしないと。。
先生「え、ほんとに?旦那さんだいじょぶ(笑)?そしたらこれ、今日生理3日目だったよね、今日から飲んで。クロミフェン。排卵をコントロールする薬。」
おもむろに机の右袖机の引き出しから錠剤シートを差し出されました。 「あ、よかったらラムネでも食べる?」みたいな感じ。
その気軽なお薬の処方の仕方もなのですが、それよりも、あれ・・?薬使うんだ?というところに戸惑いました。
私「あの・・・薬を使わず自然に採卵するというのに興味があるのですが・・」
先生「あぁ、完全自然周期ね!いいよいいよ、じゃあ今回完全自然周期で行こう!(薬を引き出しにしまう。) では、頑張りましょうね!」
このあと私だけ採血があってこの日は終わりました。移動したりちょこちょこ呼ばれたりでそんなに待たされた印象はなかったですが、会計まで入れて3時間程度だったかと思います。
会計
※2012年のものなので参考程度でご参照ください!
旦那さん名
①保険対象3割負担 診察料¥810
私の名前で2枚の請求書兼領収書
②保険外金 ¥960+消費税¥48=¥1,008
③保険対象3割負担 診察料¥810+検査料¥4,110=¥4,920
①~③計¥6,738
この②の保険外金¥1,008ってのが本代かなぁ?
こんな感じの初日でした!
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