体外受精で新鮮胚盤胞の着床判定も陰性、年越しそばに願いを込めて来年に期待！

 

加藤レディスクリニック（ＫＬＣ）にて４回目の体外受精も失敗に終わりました。判定日は大晦日でそのあとの予定が詰まっていたため、感傷にひたる間もなく急いで家に戻りました。

クリスマスにおいしい水炊きをいただいたお店で、大将の営業を受け予約したおせちを旦那さんに受け取りに行ってもらいました。

 

帰ってくるとなにやらきまり悪そうにごにょごにょ言っているので、お重の中をちらっと見てみると、２段目の煮物の段が、な、な、なんだこりゃぁ！？

 

おせちのイメージとは程遠い、・・・これは、ごった煮？？

 

煮物の大鍋から、ただお重におたまですくって入れただけとしか思えないぐっちゃぐちゃの盛り付けで、せめて絹さやの天盛りでもあればまだ少しは華やかに見えただろうに、、大将の営業が自信満々だっただけに、ちょっと残念な見栄えです。。

 

どうやら手が足りなくていつもお客で来てくれている近所のおばちゃんが盛り付けを手伝ってくれたのだが、そのおばちゃんがぐちゃぐちゃに入れてしまった、大将はおばちゃんにクレームしていたようですが、やり直す時間はなかったらしく、味は間違いないから見た目は勘弁して、と謝ってきたとのこと。

 

おせちってなんかキラキラつやつやと美しく、見た目で最初に華やかな気持ちになるイメージだったのに、初めてお金を出して頼んだおせちがこれ、それもこれから実家に持っていく約束をしたおせちがこれとはー。。

 

まぁ仕方ない。旦那さんとふたりでお重を覗き込んでしばらく固まってしまいましたが、盛り付けをやり直してきれいにできる自信もなかったので、やむなくそのまま実家へむかうことにしました。

 

１か月ほど前に会った時よりもさらにか細く弱弱しくなっていました。食欲がないから食べない、動かないからお腹もすかない、右肩が痛くて腕が全く上に上がらない、病院に行ったけど原因がわからない、湿布を貼っても治らない、家事がなにもできなくなってしまった、なんかそんな感じみたいで気持ちが参っているようでした。

 

父にちょっと様子を聞いてみると、やはりここのところ急激に弱っていて、いま家事は全部父がやっているとのこと。食事は無理しても食べるようにと言っても食べてくれない、病院は定期的に行っているけど特にどこが悪いというわけではなく、肩は四十肩と言われるのと同じような症状で急に治ったりするらしいから様子を見るようにと言われているそうです。原因わからないまま痛みに苦しむのって、、辛いだろうなぁ。。

 

例のおせちはやはり、あまりの残念な見た目に両親とも吹き出していましたが、まぁ味に期待して明日ありがたくいただきましょう、ということでその日は父の手打ちそばで年越しです。みぞれ蕎麦を作ることにしました。

 

親戚たちは父がうった生そばを受け取って家で茹でていただくからとすぐに帰っていきました、まぁ大晦日だもんね～。

わたしもいいニュースを持ってこれなかったのでちょうどよかったです。

 

学生の時にわたしがバイトしていたお蕎麦屋さんにあったお気に入りのメニューです。

 

キンキンの氷水でしめた蕎麦を深めの丼によそって、その上にまず鰹節、次にちぎった海苔、そしてその上に山芋と大根おろしを泡だて器でホイップしたものをふわっと乗せて、最後に卵黄をぽちょんと乗せるのです。

 

上から蕎麦つゆをジャバジャバかけて、層になった具を混ぜながらいただくのですが、これがもう絶品！！

 

わたしはひと手間ふた手間、鰹節を軽く鍋で乾煎りして、海苔は２枚重ねて火であぶってからちぎって乗せます。そうすることで、鰹節も海苔もほんわかあたたかく、そして香ばしく香りも立って、目から鼻から口から全部でおいしさを味わえるんです。

 

ちなみに海苔をあぶる時、２枚重ねるというのは、昔若いころに花嫁修業のつもりで通っていた【辻クッキング】で習いました。

 

１枚だけをひらひらと火にかざすと、水分は飛んでパリパリにはなるけれど、一緒に香りが飛んでしまうんだと。

２枚重ねておけば、１枚から逃げた香りはもう１枚に、もう１枚から逃げた香りはもう１枚に、と香りを移しあって結果香りが逃げないという説明でした。

 

お料理教室はレシピを教えてくれるだけではなくこういう下処理とかのひと手間の技を教えてくれるのが貴重ですね。

 

辻クッキング、懐かしいなぁ～。お茶の淹れ方さえ知らなかったわたしが一応ひととおりの料理はできるようになったのもひとえに【辻クッキング】に通ったおかげです。

もういまから２０年も前のことですが、その日同じテーブルについた４～５人で、教わった３品くらいを共同で作るので、やりたい工程があったら率先して手を付けないと、ぼやっとしてたらいつの間にか洗い物担当にされてしまうんです。ちょっと女の闘いというかそういう世界があってドキドキした覚えもあります。

そうそう、わたしが毎日録画して観ている【上沼恵美子のおしゃべりクッキング】もそうなんです。

 

上沼さんがおしゃべりしながらその間先生は、料理に合った具材の切り方とか熱し方とか、下味のつけ方、工程のひとつひとつをカットせずに丁寧に見せてくれるのですごく勉強になるんですよ～。あんなに全部見せてくれるのんびりしたお料理教室、ほかにあるかなぁ。先生はお三方とも辻調理師専門学校の先生のようで胸にtsujiのロゴが入っています。どうりで教え方になにか共通するものがあるなと思っていました！

 

教室で作る料理は、自分で作るからもあるかもしれませんが、作る品作る品びっくりするくらいおいしくて、こんなレストランの味が家庭で出せるものかと驚いたものです。
上沼さんもいつも先生たちのお料理をそのように表現されていますね。

 

年越しそばに願いをかけて、来年はさらにもっと良い年に

父の蕎麦とわたしのひと手間で絶品の一品となったみぞれ蕎麦で年越ししました。

 

年越しそばの意味「今年一年の厄災を断ち切る」に願いを込めて。

 

母ももはや孫はどうなってるなどと言ってこなくなっており、今回も話題にものぼらず、というか話題にしないようにしてくれていたのだと思いますが、今日の判定の結果についてはダメだった旨メールで伝えただけで旦那さんともゆっくり話す時間もないまま、実家でとりとめのない話をして過ごしました。

 

明日元旦に自宅に戻り、翌日２日は憂さ晴らしにゴルフのラウンドに行くことにしました。急に決めて急に行ける。こういう時、夫婦で同じ趣味というのはいいですよね。

 

来年はわたしたち夫婦にいい結果が出ますように、両親にいいニュースを報告できますように、母が元気を取り戻してくれますように。