さて妊活を始めるにあたって、進め方の相談と、まずは体になにか問題があったりしないか検査を受けようと思いました。
結婚してこの地に引っ越してきてからかかりつけの産婦人科を持っていなかったこともあり、いちから探す形だったのですが、高齢だと選ぶべき病院が限られることを実感した私の体験談をご紹介したいと思います。
高齢出産は嫌がられる?小さな産院は拒否姿勢?
義理の母や義姉妹の推薦で旦那さんの産まれた産婦人科に行ってみました。義理の家族はみんなそこで産まれていて院長先生も馴染みがあるし、産後はずっと母子別室だからゆっくりできていいよ~♪(※これについては産後の部で別の記事を書きたいと思います。)といわれたのと、産院としては一応近所では名の知れた病院らしく、行ってみると一軒家のたたずまい、まちの小さな産婦人科、という感じでした。
産婦人科というより産院ですね。
でも、義理の母や義姉妹たちはみんな30代で出産を終えているのに、そういう人達と高齢の自分を一緒に考えてしまったのが間違いでした。
待合室は妊婦さんだらけ、それもみんなぴちぴちに若く、高齢の私が妊活の相談に行く病院ではないことをなんとなくすぐに察しました。
診察に入ると義理の家族たちを全員取り上げた院長先生ではなく、その息子の若い副院長先生でした。もともとそういう応対の仕方なのか、私が高齢なため最初から拒否姿勢を示していたのかわかりませんが最初から最後まで一切目を見てくれませんでした。
とりあえず例の化学流産かもしれない体験のことと、今後一応妊娠希望なので検査を受けたい旨伝えたところ、
「化学流産というのは流れてしまったらもう残ってないのでねぇ・・・とりあえず内診と血液検査を・・・ただご年齢がね・・・これから始めるんですか?・・・難しいと思いますよ・・・」
血液採取と、内診で超音波で子宮と卵巣の様子を見て、とりあえず筋腫その他の異常はなさそうとのことで、10日後血液検査の結果を聞きに来てくださいと言って診察は終わりました。
明らかに40歳過ぎのおばちゃんへの免疫がない様子で、今後の妊活の相談に来られても困る・・・という拒否姿勢が手に取るようにわかりました。なにより「(その歳での妊娠は)難しい」と言い切られたことが衝撃で、妊活の権利さえ奪われたようなそんな気持ちになってしまいました。
子供産めないんだ・・・私。。
帰り道、急いで帰る気力も失せ、とぼとぼと自転車を押して歩いていたら涙がとめどなく溢れてきました。まだこの時点では子供が欲しくて悩んでるという心境ではなかったけれど、なんとなくいつかできるだろうと思っていたところへ突然妊娠はもう難しいと言われてしまったことがショックでどうしようもなかったんです。とにかく、とにかく泣きじゃくりました。
不妊治療専門の病院のすすめ
結婚前、検査やかゆみなどの不調の時にお世話になっていた産婦人科に電話して相談してみました。結婚を機に引越して簡単には通えない距離だったのでその旨受付の方に伝えたら、先生が電話口に出てきてくださいました。
普通、診察時間内に先生が電話でゆっくり相談に乗ってくださるなんてなかなかないことだと思うのですが、たまたま患者さんがいない時だったのかもしれません、この先生は診察の時もゆーっくりじーっくり話を聞いてくださるのですが、電話口でも同じようにゆーっくりじーっくり話を聞いてくださいました。
「化学流産については今となっては調べることはできないけれど、それだけ自覚症状があったのならばもしかしたらそうだったのかもしれませんね、だとしたら妊娠できない体ではないということですよね、それに一度内診しただけで妊娠できないという判断はできませんよ、そういう小さな産院よりも、もっと不妊治療を専門とした病院を探すといいかもしれませんね、例えば・・」
ふ、不妊治療??わたしやっぱり不妊なの??まだタイミングもちゃんと取ったことないから取ればできるかもしれないのに・・・
またそこでちょっと引っかかってしまったのですが、
「結婚してもう1年半くらい経つのであれば一応不妊と言われる条件にあてはまってはいます。検査は最初からそういう専門の病院で診てもらった方が早いかもしれませんよ、そういう病院のほうが高齢の方もたくさん相談に行っていると思うから年齢で驚かれることもないと思いますしね」
最後に
「あまり悩んだりするとね、ストレスになってそれが原因でホルモンが乱れたりもするからね、まだ何もわかったわけではないのだからまずは不妊治療の病院を訪ねてみなさいね。またなにかあったら連絡してきていいからね。」と。
本当に、本当にいい先生。。涙。。この先生の病院が出産もできる産婦人科だったら多少遠くても行きたかった。。
信頼しているこの先生に促していただき、早速不妊治療専門の病院を探すことにしたのでした。
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