さていよいよＫＬＣ（加藤レディスクリニック）にて、完全自然周期での体外受精にむけた人生初の採卵の日です！旦那さんと一緒にでかけました。ちょっと長くなりますが何回かに分けて当日の様子をご紹介します。
直接４階ＩＶＦ受付へ
ＩＶＦとは体外受精（In Vitro Fertilization）のことだそうです。
当日は自動受付機を通さずに４階ＩＶＦ受付に来るようにと言われました。４階入口入ってほぼ正面の受付です。私たちを含めて３組の夫婦（または奥さんだけ）が並んでいました。奥さんだけの方は旦那さんが後から少し遅れて来るか、すでにＫＬＣに冷凍精子の保存があるか、もしくは朝採った旦那さんの精子を専用の容器で奥さんが持ち込みをしているか、です。
私たちの番が来て名前を言うと、ご主人様と一緒ですね、と確認され、私の診察券とふたりの健康保険証を提示しました。
「旦那様は最後の問診までご一緒されますか？２時くらいになると思われますが。」
今日の受付は１０：００。問診とは培養士さんが今日の最後に採れた卵子の説明をしてくださるそうです。ちょうど日曜日だったので旦那さんも急いで帰る必要もなく、はい、と答えました。
いつもとは違うクリアフォルダを２冊渡されます。私用と旦那さん用。表紙に今日の採卵に関するスケジュール（院内を移動する順番）が書かれています。
これを持って９階待合室で待つようにと言われました。
９階待合室でドキドキ・・・
私は採卵、旦那さんは採精、ふたりとも不安でいっぱいです。
このフロアにくるとパブロフの犬状態でホットサンドが食べたくなってしまいます。特に食事の制限は受けていません。朝は食べたけどまだ食べれるし、１５０円のホットサンドはここでしか食べられないし・・・なんて話してたら、すぐに私の番号が表示されました。早い！そうか今日は採卵の時間が決まってるからズルズル待たされたりしないんだ！ということでホットサンドはお預け。
「出た！！７階だって。じゃ。。行ってくるね！！」
旦那さんに手を振りエレベーターへ。７階か。初めていくフロアです。
今日は１０階採血はないんだね。手元のファイルにも１０階採血の文字はなし。もうホルモン値で確認はせずに、いきなり採卵しちゃうんだ。もしかしたらいざ採卵しようとしたら排卵しちゃってた！ってこともあるかもしれないってことね。
７階へ
エレベータを降りると他のフロアと違って、誰もいません。静かすぎてどっちへ行ったらいいのか・・・あ、こっちか。左手の窓側に行くと、自動ドアがありました。ここだ。
目の前に立つが・・・開かない。
自動ドアを押してみるが・・・開かない。
え、え、どうしたらいいの・・・？？自動ドアの右側の壁にインターフォンがありました、
「す、すみません、ドアが開かないのですが・・・」
「あ、お手持ちのファイルの中にあるカードをインターフォンにかざしてください。入られたらまっすぐ突き当りまで進んでください。」
あ、ほんとだ、ファイルにカードが入ってる。ピッ。ドアが開いた。
まっすぐ細い通路があって、左手にカウンター。男性がひとり座っていました。気まずそうにちらっと目があいました。あ、これから採精するのかな。
そこで右を見ると採精窓口と書かれた小さな窓がありました。採精室という文字も見えます。あとでうちの旦那さんもここにくるのね。
術衣に着替えてスタンバイ
言われた通りまっすぐ突き当りまで進むと、自動ドアに入る手前で右手に受付が現れました。名前を言ってファイルを渡すと血圧を測るように言われます。８階のオペ室はいま通ってきたとおりの真ん中あたりに腕を差し込んで測る血圧計があったと思いますが、７階は自動ドアに入ってから中にあったような記憶です。（違ったらごめんなさい。）
血圧を測って、出た紙に名前を書いて、受付に渡すとロッカーのカギと先ほどのファイルを渡され中へ、カーテンで仕切られたそれぞれの仕切りの中に細いベッドが並んでいます。そのひとつの仕切りに案内され、ベッドの上に置いてある術衣に着替えるように言われました。
術衣はかわいいピンク色で、薄くて軽い使い捨てのものです。ビニールに入った割烹着みたいなものとヘアキャップがセットでおいてあります。
上はブラや肌着を着た上から術衣を羽織っていいのですが、下は靴下も全部脱いでおくんだそうです。
着替えてロッカーに鍵をかけたら、やることないのでピンクのベッドに横になってみました。ホテルのようなシーツの肌触りでとても気持ちがいい～♪
幅は寝返りしたら落ちるかな、ってくらいしかない細さだけど、スプリングの硬さとかが柔らかすぎず腰痛もちの私にはちょうどいい！このベッド欲しい～！！
間もなくカーテンの向こうから名前を呼ばれました。あ、このフロアでは名前で呼ばれるのね。ここにいる他の人は数人だし、知り合いに鉢合わせする可能性も少ないし、そんなことより間違いがあっちゃいけないしね。
「まもなく呼ばれますのでお手洗いに行っておいてください。」
膀胱に尿が溜まっていると卵巣が見えにくくなるということでしたが、念のためウォシュレットで流してもおきたいしね。
しかしこの薄っぺらい術衣の下はノーパンです。術衣は透けはしないものの他の人が普通にいるなかをノーパンで歩いてきて用を足して、またノーパンのままベッドまで戻る。自宅でも経験のないこのなんという・・・爽快感！（←こころもとなさ、ではないのか）
またベッドに横になって待っていると、あ！私の前にトイレを促された隣の人が呼ばれた！！きっと次だ！！
コメントを残す