【KLC通院ブログ】顕微授精or体外受精?40代で初の完全自然周期で採卵した卵子の質は?

 
KLC(加藤レディスクリニック)にて40代で人生初の体外受精。完全自然周期での採卵で成熟卵1個採れました。9階の問診室で培養士さんから、振りかけによる体外受精か、針で精子を卵子に注入する顕微授精か、どちらの方法で受精をさせるか私たちの意思を求められます。

最初に振りかけか顕微かを決めないといけない背景

【KLC通院ブログ】顕微授精と体外受精の成功率は?ダウン症の確率やリスクを聞いた!

2017.07.24
 この記事で、培養士さんに、
 
「例えばまず振りかけでやってみて、受精したらラッキー、このままでは受精しないとなったら残った精子で顕微に転向するのはどうなのでしょう?」
 
と質問した件について、後日また別の培養士さんとお話したときにさらによりクリアになったので内容ご紹介します。
 

【KLC通院ブログ】40代で初の体外受精!オペ室の様子と採卵までの流れ!

2017.07.21
この記事でもちらっと書いたのですが、採卵後の卵子や成長中の受精卵には余計な光を当ててはいけないらしく、暗い培養器の中に入れた後は頻繁に出し入れせずに、最低限必要な回数で、しかるべきタイミング(例:受精反応が確認できるはずのタイミング、分割が確認できるはずのタイミング、胚盤胞になったかどうかを確認できるはずのタイミング等)にだけ一瞬、薄暗い部屋で取り出して状態を確認するんだそうです。
 
成熟卵となって排卵した後(採卵された後)の卵子の寿命は24時間、その間急激に質が落ちていくとのこと、だから振りかけをした後、受精確認のために培養器から出した時に受精していなかったとしたらその卵子は、もう相当劣化してしまっている状態。なので受精させるために培養器から出したその時には振りかけか顕微授精、もうどちらの方法でやるかが決まっていないといけなくて、どちらかの方法でしかできないんだそうです。
 
私が想像していたのは、培養士さんたちはいつでも何度でも制限なく、受精卵たちの成長を自由にみられるんだと思ってたんです、だから、ある程度様子見て、この卵子受精しないなーと思ったら、途中で顕微授精に切り替えたりとかできるのかなって思っちゃってたんですよね。私だけか??
 
というわけで完全納得しました!!
 

さてどっち?

聞くべきことはすべて聞きました。あとは自分たちで決めるだけ。
その場で旦那さんと話し合って、他の高齢の夫婦の皆さんの判断にならって『顕微授精』にすることにしました。
とにかく受精してくれないと先に進めないわけですし!
 

採卵した卵子の質

最後に、画面いっぱいに表示された綺麗なまん丸の私の卵子、とってもいい卵子なんじゃないのぉ!?と心の中で自画自賛していたので培養士さんの意見を確認してみたくなり「質としてはどうなんでしょう?」と聞いてみると、
 
「今の時点ではなんとも・・・この後顕微授精をしてちゃんと受精反応が出るか、ちゃんと元気に分割していくか、で評価がされていきますのでね、まぁでもあえて外見での評価をするとすれば、綺麗な、完全な成熟卵だと思います。ただだからと言ってこの後の受精や分割を保証するものではないですし、逆にこの時点で未成熟卵だったとしてもこの先培養液の中で成熟して元気に分割していく受精卵もたくさんいます。なのでいまの時点で評価をすることはあまり意味がありません。」
 
とのことでした。はい。よくわかりました!
 

KLCの培養士さん

数年KLCに通う中で何度も思ったのですが、先生やスタッフの方々総じて、割と患者のメンタル面は度外視な印象がある中で、オペ室の看護師さんと培養士さんについては患者側の立場に一緒に立ってすごく親身に応対してくださる方が多いと感じました。(あ!あと当時の副院長だった竹原先生も!)
 
特に培養士さんは、今回のように、はっきりとしたデータが出ているわけではない内容について、直接培養に携わっている方として個人的な主観やご自分の経験の中で感じた印象などを教えてくださるのは結構勇気がいることだと思うんですよね。よくわからないことについては口をつぐんでいた方が無難であるに違いないのに。
 
どちらかを選ばなきゃいけない局面で、私たちが決められずに困っていたら、イライラするでもなく急かすでもなく、結構な時間をかけて私の疑問点がすべてクリアになるまで質問を受けてくださり、それに対し判断の材料になりそうな情報をいろいろ出しながら導いてくださったのは本当にありがたかったです。心から感謝しています。
 
あ、ちなみにこの時に旦那さんの精子の評価も小さな紙で渡されました。
量・形状・運動量という項目があってどれも標準範囲でした。ちょっと心配だったみたいなので旦那さんは満足そう!
 
「では本日このあと顕微授精にて進めさせていただきます。明日の14:00に『受精確認』のお電話をお願いします。」
 
はい!よろしくお願いします!とふたりで頭を下げ問診室を出ました。
 

ポリープ取って前に進む!

早速先ほどのポリープの手術の話を旦那さんに話しながら4階会計フロアへ。
さっきまではただただ怖かったけれど、旦那さんに説明していたら、先生の
 
「これが妊娠できなかった原因の可能性もある」
 
という言葉があったのを思い出し急に前向きな気持ちになってきました。
 
もしかしたら次の周期で妊娠できちゃったりしたりするのかな・・・?!
 
いままで妊娠できなかった理由がこのポリープのせいだったのなら、あのままタイミングを取り続けていても無駄だった。そしていろんな病院に行って内診は何度も受けてきたのにどこの病院でも見つけてもらえなかった。
KLCに来て、見つけてもらえて、道が開けたんだ!
 
そして、妊娠するためにポリープを取り、ポリープを取った後に妊娠できた、となったらこれはまぎれもなく不妊治療。
 

東尾理子さんの妊活&体外受精!ブログで不妊治療を『TGP』と呼ぶ意味は?

2017.07.16
この記事で不妊だの治療だの呼ばれたくないなどと書きましたが、これで妊娠できたら私は堂々と「不妊治療を受けて妊娠できた」と言おう。
 
やってやるぞ!という気持ちとともにこの先の展開を想像して急にわくわくしてきました!
 
 
 

会計

※2012年のものですのでご参考程度にご参照下さい。
 
旦那さん名
①精子凍結代
¥21,000(税込)
 
私名
②保険外金(後日振込)
¥2,100(税込)ポリープ確認のための通水検査代
 
③診察、薬剤費、IVF料金ほかクリニック私費診察報酬(後日振込)
¥289,285(税込)
 
④永遠幸メディカルサプライ宛
採卵消耗品(採卵針・培養液)費用
¥40,000(税込)
 
みなさん現金でお支払しているようでしたが、私は大金持ち歩くのが怖かったのでなるべく振込で支払っていました。
でもホームページみたら今はクレジットカードでも払えるようになったみたいですね!
うらやましい~!あんな大金ですからポイントもばかになりません。
あ、④については支払先がKLCではないからか、毎回現金が必要でした。いまもそうかな?
 
しかしこう何枚にも請求書を分けられると面倒だし(しかも紙質もサイズもいろいろで①④なんてスーパーのレシートよりも小さいくらい。。)、ひとつにまとめてKLC側で振り分けてくれたらいいのになぁ。と毎回思っちゃいます。。
 
明日の受精確認について、日付と14:00の文字、培養室直通の電話番号の書かれた紙を渡されて終了です。
 
以上、採卵日の滞在時間は6時間程度、こんな感じのながーい1日でした!

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