長年の巻き爪が絆創膏だけで治ったわたしの事例!たまたま得た違った方向からのアプローチ

わたしは思い返せば高校あがるころから23~24歳くらいまで数年間、足の親指の巻き爪に悩んでいました。爪の先端の両端が留めたホッチキスの針のような形に両脇に巻き込んでしまい、さらに陥入爪でもあったため、その両端の先端が指の肉にどんどん突き刺さっていってしまうんです。傷ついた箇所は肉芽と呼ばれる組織がプルプルむくむくと発生し、痛いのは当然、生活に支障があるのでそうなるたびにくりかえし外科で手術(処置)を受けるのが当たり前になっていました。ところがほんと意図してやっていたわけではないのですが、結果的に
思いがけず絆創膏ひとつでこの長年の悩みであった巻き爪&陥入爪を完全に治すことができたんです!そもそもの原因とそのわたしの症状、そしてどのように対処して完治させることができたのか、その内容をご紹介したいと思います。

発症したきっかけはやはり先の細いヒール?

発症した時期から想像しておそらくそうだと思います。今まで履くことのなかったかかとの高く先の細いヒールを履くようになったころです。
 
初めて履いたヒール、履きなれていないし、他にたくさんの種類のヒールを持っているわけでもなかったので痛くても履きづらくても、これがヒールというものなんだと我慢して履いていました。
 
5本の指は中指に向かってぎゅうぎゅうに集められ、体重も靴の中でつま先に集中しました。そのため爪にも横からの力が加わって巻き爪&陥入爪が発症したのではないかなと思っています。
 

原因ふたつめは歩き方?

後に述べる簡単な方法で治ったことから考えて、歩き方も原因であった可能性があると思います。
 
わたしの歩き方は今現在も改善できていないのですが、足の指を5本ともほとんど地面につけずに歩いてしまう歩き方です。
 
立つときも普段から指は軽く浮いていて、歩くときもかかとからドスン!と着地して、足の裏が地面についたころにもう離れている、つまり指で地面を蹴り上げるというかそういう動きがまったくないんです。指に地面からの力がまったく加わる瞬間がないんですね。
 
このかかとからドスン!と着地する歩き方は腰にも悪い、腰痛持ちの人の特徴でもあると以前テレビで紹介されていましたがまさにわたしは腰痛もち、いろいろ弊害が起きるこの歩き方、気をつければその瞬間は変えられるのですが、完全に変えることは難しいですね。。
 
爪は単独で存在すると内側に湾曲していってしまう性質がありますが、歩行による足裏からの力が適度に足指に伝わることにより、その湾曲しようとする力がうまくバランスが取れ、指の形に湾曲した形に保たれるべきものらしいです。でもわたしの場合は指をつけずに歩いてしまうためその足裏からの力が足指に伝わらず、爪が湾曲しようとする力が強く働いてしまったことも考えられると思っています。
 
 

最初の症状「巻いた爪が陥入爪になり爪切りが届かない」 

痛みの始まりはこれだったと思います。巻き爪でかつ陥入爪の状態を併発し始めたわたしの足の親指の爪は、両端が足の指の肉にどんどん食い込んでいってしまうため、爪が伸びたから切りたくても肉に食い込んだ両端の部分には爪切りが届きません。
 
それでもお風呂上がりのふやかした状態で、足の指を押し下げ、爪を毛抜きで引っ張り上げほじくるようになんとか切っていたのですが、ある時これを失敗し、両端に細い針のような爪が肉に埋まりこんでしまいました。
 
当然それは間もなく食い込んだ肉の中に刺さり傷つけ、消毒を繰り返すも消毒液も届いているのかいないのか充分な処置ができるわけもなく、いずれ肉芽と呼ばれる粒々の肉の組織がぷるぷると発生してくるようになりました。
 

肉芽との闘い

その肉芽は乾燥させておくとかさぶたのようになるので一見このままいけば治ってくれるかのように見えたのですが、残念ながらそうではなく、かさぶたの下には新しい肉芽が眠っているだけ、かさぶたがなにかの拍子に剥がれても、また下からはむくむくと肉芽が盛り上がってきます。乾燥させれば増殖は抑えられるので家では裸足で過ごすのですが、翌日また靴を履くと完全に乾燥させることができないため肉芽との戦いは永遠に続きました。
 
肉芽いは多少の出血があるし、かさぶたの下は常にぷるぷるした濡れた状態であるため、(上がカリカリかたくて中はぷるぷる=クレームブリュレみたいな感じ!←あんなおいしいものに例えるな!!)毎日毎日エタノールで消毒して水に濡らさないように気をつけて、お風呂はタオルとビニールを巻いて湯船は足をあげて入ったりして、痛い以外にもたいそう生活に不便がありました。
 

表祖(ひょうそ)も併発、外科で処置の繰り返し

肉芽は大きくなったり小さくなったりの繰り返しでそれ以上良くも悪くもならなかったのですが、たまにそこから雑菌が入ってしまったりすると化膿して指がジンジン脈うったりするほどに腫れたり指が紫色になってしまう「表祖(ひょうそ)」という症状になることもありました。
 
それは放置してしまうと指を失うことにもなりかねないとのことでそうなった時は外科で軽い手術(処置)を受けるしかありません。
 
親指の骨にグサグサグサー!!っと麻酔をして、麻酔が効いたかどうか指の先あたりを軽くハサミで切られて確認(ひょえー!!!書きながら手に力が入らない)、わたしが痛がらなければ手術開始、肉に埋まった爪の両端を爪の根元までハサミで切って剥がすという処置です。麻酔が切れてからは処置された爪がはがされた部分は多少痛みがありましたが、併せて抗生物質を服用し、傷が治ればもう晴れて、毎日のケアも必要ない肉芽に悩まされることがない生活を送ることができました。
 
でもそれも残念ながら期間限定です。
 
根元まで処置をした爪が伸びてくればまた同じなので、巻き込んで突き刺さって、傷がついたら肉芽との闘い。表祖が発生すると外科に処置を受けに行く、数か月ごとのそのサイクルがもう当たり前になっていました。
 
ちなみに処置を受けたあと2~3日は包帯でぐるぐる巻き、その後2~3日はガーゼとテープでぐるぐる巻きにされるため、その間いつもの靴は履けません。計1週間ほどは片足だけスリッパをひっかけて満員電車で会社通勤をしていましたので本当に不便でした。
 
 

ある時新たな試み

サンダルひっかけ通勤の1週間が過ぎると、ガーゼも外され普通の絆創膏へ昇進します。その後傷がすっかりなおれば絆創膏もはずれてなんのケアも不要になり、爪が伸びて再発するまでの数か月間は普通に靴も履けてお風呂にも足を浸けられる生活を楽しめます。
 
処置を受けたあとの爪は中心を残して凸みたいな形になっており、その中心の長い爪と、処置をうけた両端の短い爪の伸びている最中のへこんだ爪のところに靴下の繊維がひっかかったりホコリが溜まったりするので、ある時、新たな試みをしてみました。
 
わざわざ大袈裟にもったいぶりましたが、新たな試みというのは実はまったく大したことではなく、その靴下の繊維がひっかかったりホコリが短い爪のへこみの中に溜まるのをふせぐためだけの目的で、
 
「傷がすっかり治った後も継続して絆創膏をただ足の指に貼り続けた」
 
んです。
 
一応気をつけていたことを挙げるとすれば、
 

〇絆創膏は幅広タイプを

普通サイズの絆創膏だと足の親指は太いので安定度が低くて、足の汗などでたまに靴下の中でつるんと外れてしまうこともあったため、幅広タイプを愛用していました。幅広タイプだと、足の指の爪をすっぽりと包み込んでくれるのでしっかり安定し外れることはまずありませんでした。
 

〇足の指を細長く締め付けるイメージできつめに巻く

爪を全部覆うように絆創膏のガーゼの部分を爪にかぶせたあとは、指の腹の方へテープを巻き込む時に足の指が細長く形作られるようなイメージできつめに巻いていました。最後に手のひらの真ん中で寿司飯を握るかのように(握ったことないけど。)足の指をキュッキュッと締める感じ。(いちいち食べ物に例えるな!)
 
きつく締め付けるとハイヒールの中での状態のようで逆効果に聞こえてしまうかもしれませんが、絆創膏の圧迫力は程度が知れているし、爪を覆う絆創膏の中心のガーゼの部分は乗せるだけで、テープの部分を多少引っ張り目に巻くだけです。 
 

〇足の指先は絆創膏から出ている状態に

絆創膏を2枚使用したりして指先も全部覆ったりはせず、指先は絆創膏から出ている状態、この状態だと指先に向かって足裏からの力が抜けてあそびがあるというか、なんとなくこれもよかったのではないかと思っています。
 
幅広タイプの絆創膏は価格もお高めなので、たまに布製のテーピングを購入して代用したこともありましたが、このとき指の先までくるんでみたこともあったのですが指がころんと丸く硬く1本だけ独立してしまうし(足の指として機能せずに患部として避けられている風になってしまう。)、足裏からの力が加わると指の中で詰まってパンパンになるし。
 
やっぱり素材も薄い絆創膏を指先を出して巻き付ける方が実際の肌感に近く、足の指の機能も果たしてくれるし、普段毎日貼り続けるには適していると感じました。
 
例えるなら、爆弾おにぎりみたいに全部くるんでしまうと、どこかに圧がかかるとおにぎりの中でご飯や具が押され合って圧がぶつかり合うしか力の逃げ道がないというか、その点かっぱ巻きの海苔の部分を持って強くつまむと少し寿司飯ときゅうりが表面張力みたいに出てきますよね、なんかそんな感じの力の逃げが指先にあったのが良かった気がします。
 

その新たな試みが思わぬ効果を! 

この「傷が治った後もただ絆創膏を貼り続けた」という新たな試みは、ただ、ホコリが短い爪にひっかかったり溜まったりするのが嫌で始めただけのことだったのですが、なんとこれが思いのほか別の効果を導いてくれました!
 

爪の形の矯正

おそらくこの絆創膏による軽い力で爪の形が正しい形に矯正されて伸びてくれたんだと思うのですが、足の両端の爪が巻き込んだり、食い込んだりせずに、まっすぐ前に平たく伸びて行ってくれるようになりました!!
 
こんな平らな爪の形はもう数年来みたことがありませんでした。両足とも爪がまっすぐほぼ平らに伸びて行ってくれているため、このまま指の先まで伸びて指先を通り越してくれますようにと絆創膏での爪を圧迫巻きを続けました。
 
そして晴れて両足とも、足の指の先よりも長いところまでほぼ平らのまま伸びてくれ、普通に爪の端から端まで指の中からほじくりだすこともなく爪切りで切れるようになったんです!
 
あとはもう絶対に爪を短く切らないぞ!と誓って絆創膏も卒業し、巻き爪&陥入爪&肉芽との数年間にわたる長かった闘いはついに勝利に終わりました。
 

爪を短く切っても大丈夫な爪に!

ずっと長くキープしていた足の指の爪を数年後、ついうっかり気が緩んで肉にくっついているギリギリのところまで短く切ってしまったのですが、なんと大丈夫でした!
 
短く切られた爪はその後、両端は巻いてもいかないし、爪の中に入り込んでいこうともしないんです。
 
爪の形の矯正になったのと同時に、もしかして指の形も少し細長く矯正されたのかな?という気もしています。いまはもうどんなに短く切ってしまっても、ひどい時には乱暴に両端の爪をひっぱってちぎるなんていうこ扱いをしてちょっと傷つけてしまったかな?と思うことがあってももう、肉芽が出てくることもなく傷はすぐに治ってくれるようになりました。
 

まとめ

結果としてなにがよかったのかまとめると、
 
絆創膏で足の指を圧迫・固定していたことにより、足裏からの力がうまく分散され伝わり、結果として足の指、爪の形が矯正されたことがあるのではないかと思います。
 
巻き爪の原因の一つに先の細いハイヒールなどで圧迫されることがよく挙げられるので、絆創膏できつく巻くことは逆にそれと同等の条件を与えてしまうのではないかという気もしてしまいますが、結果からみておそらく、
 
絆創膏で爪と指の肉を一体化していたおかげで、爪と肉がふちした踏み込みで左右にずれたりつま先に極端に力がかかったりなどの良くない動きがうまく制御できて、かつてのような爪で肉を傷つけるような機会を減らしたこと、そして歩行の際に足の指にかかる力が指全体に均一に伝わるようになったこともよい結果につながったのではないかと思っています。
 
ちなみに外科での処置の時に爪の根っこまで取り除く処置を受けたわけではありません。履いてつま先が辛いヒールはすぐに履かないようになりましたが履かなくなってからも巻き爪&陥入爪は繰り返していました。つまり他の条件は何も変えずに絆創膏だけを貼り続けた結果なのです。
 
あいにくわたしの周りに巻き爪&陥入爪などで悩む知り合いがひとりもいなく、実証例は自分のみなのですが、本当に10年近く悩んでいたわたしが以来ずっと巻き爪&陥入爪の悩みからは完全に開放されていますので一応実績としてお伝えすることは無駄ではないかなと思い書いてみました。
 
巻き爪ロボとかその他いろいろな巻き爪対処法があると思いますが、爪に直接力を加えるのではなく足裏からの力をうまく分散させながら爪に伝えて本来のあるべき爪の形に自然に矯正していけたという、思いがけず出会えた治癒の方法ではありましたが違った方向からのアプローチとして理にかなっていたようにも思っています。
 
他の方法よりちょっと簡単そうだからひとまず試してみようとか、ちょっと他の方法での処置が面倒になってしまって手を抜きたいなとか思われた時に第二の方法として試していただいてもいいかもしれません。もしどなたかの解決になればうれしいです!
 

念のため・・・

ちなみにこちらでご紹介した方法は、
 
巻き爪や陥入爪でいままさに傷がついたり肉芽が発生したりしている状態を治癒させるものではありません。
 
爪の両側を切開して肉芽や表祖などの状態がすっかり治った時点がスタート地点で、そこから爪が伸びて行く過程に絆創膏で補助して爪をまっすぐ伸ばしていくという方法のご紹介です。
 
また、爪の矯正についても完治を保証できるものではございませんので、せっかく試してくださったけれどもそんなにうまくはいかなかった!というケースがありましたらどうかご容赦くださいませ。。
 

おススメのコラーゲン

肌や髪の質感UP!若作りに必須!コラーゲンペプチドたっぷり10,000mg配合された森永のおいしいコラーゲンドリンクをおススメします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です