マダニってどこにいるの？刺される季節と子供を守る方法＆刺されたらどうする？

 

暑さもすっかり落ち着いて気持ちいい季節になってきたので、子供の日中の外出先を室内の児童館から近くの公園に切り替えてみたのですが、草むらにどんどん入っていく子供の姿を見て、以前テレビで見たマダニのことが心配になってきてしまいました。刺されると最悪の場合、命を落とすこともあると言われるマダニは、藪の草の先っぽに潜んでそこを通りかかった動物や人に飛び移ってくると説明されていました。それを聞いてからわたしはあらゆる草や葉に触れないように歩くようにしているのですが、子供はもはや上半身すっぽり草むらに潜り込んでいます。。オウノウ～。。

そもそもこんなひらけた公園にはマダニなんていないのかな？注意しなきゃいけない季節っていつごろなんだろ？

そういえばわたしの子供のころにはいなかったの？ちょっと調べてみました。

 

げげっ！！広い公園！！ビンゴではないか。。やっぱり注意しなければいけないってこと？

 

マダニは約１８種類の被害が報告されていて、日本各地の環境条件に適応した種類が全国に分布しているとのこと。

 

ぎょえー！！じゃあやっぱり危険なの？

昔のわたしはたまたま刺されなかっただけ？

 

いや、まずマダニに刺されたらもうおしまいということではなく、” ＳＦＴＳ（重症性血小板減少症候群）という感染症ウィルスを持っているマダニ ” に刺されるとまずいと言うことらしいです。

 

だからかぁ！先週だったか宮崎県でマダニの注意を呼び掛ける会見の途中でサンプルとして持ち込んだ生きたマダニが逃げたとか言ってティッシュをペラペラめくりながら探している場面を目にしてあまりの呑気さに驚いたのですが、そのサンプルはＳＦＴＳのウィルスを持っていないマダニだったってことなのでしょうか。結局いまだに見つかっていないようですし、あれがＳＦＴＳのウィルスを持ったマダニだったらもっと大騒ぎして探すはず、そもそもビンとか密閉容器に入れるとかして持ってくるべきところティッシュに乗せて歩かせてたのか、ウィルス持ってたらあり得ない話です。。いや、、持ってなくてもあり得ないのですが。。

 

ちなみにこのＳＦＴＳというウィルスが発見されたのは最近のことのようです。

 

ＳＦＴＳは２０１１年に中国で発表された新しいウィルスによるダニ媒介性感染症で、日本国内では２０１３年１月に初めて感染者が報告されたとのこと。

 

２０１７年８月末時点で届け出られたＳＦＴＳの感染症例は２９８件、男女比に大差はなく、年齢は６０代～８０代に多いようですが、高齢の方を好んで刺すということではなく、免疫力の問題のようです。

 

日本では西日本を中心に２３府県で届け出が出ているそうですが、届け出が出ていないだけで関東や東北、北海道にもすでに生息している可能性もゼロではないかもしれません。

 

刺された後の症状は、６日～２週間の潜伏期間のあと、３８℃以上の高熱、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、筋肉痛、意識障害、失語、リンパ節腫脹、皮下出血や下血、などが起こり、治療としては現時点で有効なワクチンや薬もなく致死率は６～３０％だそうです。お、おそろしすぎる。。

 

２０１７年８月時点のデータだと、レジャーシーズンでもある３月から１１月の報告数が多いようです。うーんまさに今もシーズン真っただ中。。

 

ただ、２０１３年以降、少しずつ件数は増えているようですし、温暖化の影響で今後ますます日本も暖冬になっていくと、最終的には１年中注意していないといけなくなるかもしれませんね。 

 

まず草むらや藪などに触れる可能性があるときは肌を露出させないよう長袖長ズボンを着用させ、足首、襟元なども守るようにしたほうがいいようです。

 

帰ってきたら着替えをさせてその際に体にマダニらしきものが食いついていないかを観察したほうがいいでしょうね。

 

吸血前だととても小さいので見つけにくいかもしれませんが、体形が平べったいのでホクロかかさぶたのように見えるそうです。そして吸血中はアルミ缶のプルトップみたいに立ち上がるそうなので、小さくても裸んぼの体にそんなのがくっついていたら気づけるような気がします。

 

あとは虫よけスプレー。わたしは普段、蚊には有効なハーブなどの天然由来成分１００％の『パーフェクトポーション　アウトドアボディスプレー』を持ち歩いているのですが（この香り大好き！！）、マダニ予防には『ディート』『イカリジン』という化学物質の農薬成分が有効なんだそうです。

 

ディート？イカリジン？農薬？？そんなもんどこで手に入るの？？と思いきや、『ムヒの虫よけムシペールα』『ムシペールＰＳ』などというなじみのある名前の虫よけスプレーでいいみたいです。

 

 

 

とにかくすぐに皮膚科を受診するんだそうです。吸血中のマダニはセメント素材のようなものを出して人間や犬などの動物の皮膚と自分の体を接着させているのでつまんで引っ張っても取れないらしく、力ずくで引っ張ると噛みついている口の部分と胴体がちぎれて口の部分だけ皮膚の中に刺さったまま残ってしまって（オエッ！！キモッ！！）そこから化膿したりしてしまうんだそう。

 

皮膚科で皮膚を切開して取ってもらうんだそうです。（ゾゾーッ。。）

 

皮膚科がお休みですぐには行けない！って時などやむを得なく自分で対処する方法としては、とにかく引っ張るのではなく、マダニが自ら離れるように仕向けるんだそう。

 

殺虫剤を綿棒などにしみこませ、それでマダニに塗るとはずれてくれるとか、

ワセリンをマダニの口の部分に塗ると窒息して苦しくてはずれてくれるとか、 

（口の部分限定って相当小さいから塗るの大変だし、マダニの体全部に乗せちゃいたいところですが、そうすると本気で窒息して嚙みついたまま死んじゃったりしたら厄介だからかなぁ。←想像。）

 

アルコールや虫よけスプレーをしみこませたコットンをマダニにかぶせてはずれてくれるのを待つとか

（アルコールとか虫よけスプレーなら直接マダニの上から吹きかけてもいい気もするけど、刺されたところは穴が開いているわけだから自分がしみたりするからこういう方法なのかなぁ。←想像。）

 

って書かれてます。

 

どうやら動きも遅そうだし、もし見つけても慌てず対処したいものです！

 

ちょっとマダニから話がそれてしまいますが、先ほど名前の出た『パーフェクトポーション　アウトドアボディスプレー』。

 

こないだこのスプレーの効果を目の当たりにしました。

 

ベランダに子供が出たがったので、出る前に部屋の中で体にスプレーしたのですが、そのあとベランダの扉を開けたときに蚊が入ってきてしまったのです。ギェー！！寄ってくんなー！！と手であおったら、なんとその蚊が突然ポトッと床に落ちたんです。

 

え？？まだ手は触れてないし、なに？？

 

と落ちた蚊に顔を近づけて見てみると、足をピクピクさせて痙攣してるんです。

 

どうやらさきほど子供にスプレーしたパーフェクトポーション　アウトドアボディスプレーの霧が空中に残っていてわたしが手であおったことでその霧が蚊を直撃した、その効果で気絶したみたいなんです！

 

もちろんその場でティッシュで始末させてもらいましたがなんと捕まえるの簡単だったこと！

 

別の日にまた蚊が入ってきてしまったので吹きかけてみたら、ポトッとはいかないまでもふらふらっと下降し下の方下の方へと逃げる。もう一度吹きかけたら床に落ちました。

 

外でたくましいヤブ蚊に試したところ、巧みによけて逃げる逃げる。屋外だったので霧が広がってしまうせいなのか落ちはしませんでしたが明らかに嫌がっていました。

 

蚊の体のたくましさの度合いで効き目に差はあるようですが、天然由来成分でここまで効果があるなんてその威力に感動！頼もしい外遊びのお供です！