【まとめ】子宮内膜ポリープ手術が不妊治療に?費用や保険金、スケジュールなど

不妊治療で通っていた加藤レディースクリニック(加藤レディスクリニック:通称KLC)で計2回、子宮内膜ポリープがあると指摘を受けました。1回目は41歳の時に内膜搔爬術という方法、2回目は44歳の時に子宮鏡下内膜ポリープ摘出術という方法で手術を受けました。わたしはこの2回目の子宮鏡下内膜ポリープ摘出術で子宮ポリープを正確にきれいに摘出してもらえたことが妊娠につながった大きな要因だと思っています。 何度移植しても着床しない!という方に少しでも参考になればうれしいです。


ふたつの手術方法などについてまとめた記事はこちら 

 

1回目はKLCにて子宮内膜搔爬術 

年齢:当時41歳
 
病院:加藤レディスクリニック(KLC)
 
執刀医:当日採卵のシフトだったKLCのイケメン先生
 
日数:手術は日帰り、その他術前処置に通院1回、術後検査と病理結果を聞きに通院1回
 
手術時間:15分程度
 
麻酔:子宮口への局所麻酔のみ(わたしは全然効かなかった)
 
費用:
¥14,404(手術前後の検査含め)
+¥6,000(診断書2通
-----------------)
¥20,404(自己負担額)
 
保険:三井生命とオリックス生命のふたつに加入しており、計¥200,000保険金出ました。
よって結果¥179,596のプラス! 
 

スケジュール 

採卵時にポリープ発覚
採卵後になぜか内診室へ行くように言われそこで通水検査してポリープの存在再確認
その場で手術日の予約
 
手術前日
手術前日に子宮口を開くための処置を受けにKLC通院
ラミセルという、タンポンのように吸水すると膨張する棒状のものを子宮口に挿入。徐々に膨張し子宮口が広げられる、これが痛かった。。
 
 
手術当日
採卵と同様の流れ&同じオペ室で手術
オペ室へ行く前に局所麻酔が効きやすくなるための注射をお尻に(わたしはあいにく全然効かなかったみたい)
子宮口へ局所麻酔(残念ながら全然効かなかった)
「搔爬」の名の通り、無造作に子宮内全体を引っ掻いて内膜を削り、最後に掃除機のようなもので削った組織を吸い取って終了
その組織は病理へ
 
 
 
術後検査&病理の結果
術後特に何も不調なく、次の生理も特に乱れず
病理の結果も悪いものは見つからず通水検査で一応きれいになっていること確認
 
 
振り返って思うこと
あのような無造作な引っ掻きで果たして綺麗に取れたのかなと心配に思いました。そして手術後の不妊治療は相変わらずずっと受精はするも着床はしないという状況が続きなおさら。
 
麻酔が効かず辛くはありましたが手術は日帰りだし手軽で費用も安く、これでポリープも綺麗に取れてその後妊娠もできたら保険金で儲かってラッキー!だったのですがそうはいかなかったわたしとしては、この時に最初から子宮鏡下内膜ポリープ摘出術を選んでいたら人生ちょっと違ったかもしれないなと思ってしまったりします。
母に孫を抱かせてあげられたかもしれないとか、年齢的にもうひとりチャレンジできたかもしれないとか。
 
 

2回目はKLC顧問の長田先生により別病院にて子宮鏡下内膜ポリープ摘出術 

年齢:当時44歳
 
病院:岡田病院 
 
執刀医:KLC顧問の長田尚夫先生
 
日数:手術は2泊3日入院、その他術前検査に通院1回、術後検査と病理結果はKLCへ通院1回
 
手術時間:15分程度
 
麻酔:吸入麻酔法(酸素マスクの中に麻酔ガスが出てきてそれを吸入することで即意識を失う)にて全身麻酔
 
費用:
¥162,110(術前後の検査と診断書2通¥10,000含め)
-¥40,000(※高額医療費制度で数か月後に健保から支給)
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¥122,110(自己負担額)
 
※あいにく2泊3日の入院の最後の日が次の月にまたいでしまったため、費用発生がふた月に分かれてしまい、その分自己負担額が増えてしまいました。もし同月内に退院できていたら自己負担は¥87,430が上限だったため(収入額で上限額が変わる)あと3万程度支給額が増えていたはずなのが残念です。。
 
保険:
あんしん生命とオリックス生命のふたつに加入しており、
¥150,000(手術代として)
+¥45,000(入院代として)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
計195,000万円
保険金出ました。 
結果、実質¥72,890のプラスです。
 

スケジュール 

採卵時にポリープ発覚
採卵後にまた内診室へ行くように言われそこで通水検査してポリープの存在再確認
その場で今度はもうひとつの手術方法である子宮鏡下内膜ポリープ摘出術を希望
たまたまその日、執刀医の長田先生がKLCにいらして当日中に数日後の手術日の予約
 
※健保に「限度額適用認定証」交付の申請、入院までに送ってもらうよう急ぎ手配
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同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額:収入によって5つの区分にわかれて決められている)を超えた分が、あとで払い戻される制度を高額療養費制度といいます。
70歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を病院窓口に提示する方法があり、これを利用すると高額な医療費を一時立替払する必要がなくなり大変便利です。
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手術前に半日、検査のための通院
KLCには子宮鏡下内膜ポリープ摘出術の設備がないため、岡田病院という別の病院で手術受けることになっており、そちらの病院で申込&事前検査。
 
健康診断のようにひととおり検査するなかで中で一番印象強かったのは止血作用が問題なく働くかの確認のため耳たぶをカミソリで刺されるグサッ!というかガリッ!というような音がエグかった。。
 
入院1日目(手術前日)
15:00受付にて申込手続き、保証金支払、高額医療費の証明書?を提出
 
18:00夕食
 
21:00消灯
 
事前検査入院と入院1日目について書いた記事はこちら↓
入院2日目(手術当日)
朝から点滴、点滴用の太い針と管が手の甲に潜り込んでいる様子が丸見えで手に力が入らない・・・
麻酔科の先生から麻酔の説明、父の麻酔薬のアレルギーのことを話すもまぁ大丈夫でしょうとの反応で不安
食事は夕食のお粥のみで飢え状態
入院3日目(手術翌日:退院日)
シャワー浴びられるはずでしたがタイミングわからず浴びずに退院
日曜日だったことで会計は保証金との差額を後日振込
術後検査&病理の結果
術後検査はKLCへ。前回の搔爬術の時と同様、特に何も不調なく、次の生理も特に乱れず
病理の結果も悪いものは見つからず通水検査できれいになっていること確認
 
 
 

個人的な総論

KLCにて体外受精を8回ほど受けましたが、最後の陽性反応出た1回以外はほとんどが受精はするもとにかく着床する気配がまったくないという状態でした。
 
1回目の内膜搔爬術は、いまあるポリープに的を絞って摘出するというより子宮内膜全体を搔爬するという感じでもしかしたら取り残しや根っこの部分が残っていたりした可能性もなくはないだろうなと後になって思いました。
 
2回目の子宮鏡下内膜ポリープ摘出術では、その道では大ベテランの長田先生に、ポリープの箇所を子宮鏡下で目で見ながら的確に摘出いただいたおかげで、次の周期のKLCでの移植で過去今までにない力強い数値でがっちり着床してくれました。
 
まず第一にレバコールによる体質改善ができていたことが前提で、その他天国からの母の力も間接的に影響したと思ってはいますが、直接的な一番の理由はやっぱりこの子宮内膜を着床に適した状態にしていただいた手術のおかげ、そしてその手術の直後に早めに移植を実行したことだと思います。(長田先生いわく、子宮鏡下内膜ポリープ摘出術で取ったとしてもできる人はまた再発する可能性があるので半年以内に妊娠してしまったほうがいい、とのことでした。)
 
この子宮内膜ポリープが多くの原因不明不妊の原因である可能性、着床を直接的に妨げている可能性について、長田先生の書かれた記事もあります。
 
参考:不妊治療情報誌 FUJI Infertility & Menopause News 2013.8 Vol.16 「体外受精の成績向上に必要な手術的アプローチ」Shinjuku ARTクリニック 長田尚夫
 
 
わたしのように、「移植まではいつも行き着くのにとにかく着床をしてくれない」という状況で不妊に悩んでいる方、そこの壁にぶつかっている方はもしかしたら卵子の問題ではなく子宮内膜の状態がもしかしたらあまりよくないだけなのかもしれません。ぜひそちらにも目を向けられてみてはどうかと強くお勧めしたいと思います!
 
 

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