マダニのSFTSウィルスが飼い犬から人へ感染!猫からの感染に続き2例目!

マダニが媒介する感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)はこれまで郊外の山や森の草むら、広い公園や河川敷の草むらなどに生息するマダニ自体に直接かまれることで感染すると考えられていました。そんな記事をつい先日書いたばかりなのですが、今年2017年の6月には西日本で野良猫に噛まれた50代の女性がSFTSに感染して死亡、そして昨日、徳島で飼い犬から感染した例が発表されました!
 
先日書いたマダニってどこにいるの?の記事はこちら ↓  

警戒すべきは草むらのマダニだけではなくなった!

「ディート」「イカリジン」の成分の入った虫よけスプレーで草むらの葉先に潜むマダニの警戒と、帰ってからの着替えや体にマダニがついていないかのチェック&入浴、などを押さえておけばOKと落ち着いたはずでしたが、それだけではダメだってことですね。。
 
野良猫や飼い犬まで警戒の対象となったらもう虫よけスプレーでは防げないということになりますし、範囲が広すぎて果たしてこの先子供を守り切れるのかと不安になります。
 

世界で初めて確認された猫からの感染、犬からの感染

2017年6月に野良猫に噛まれてSFTSに感染し亡くなってしまった50代の女性は、野良猫が具合が悪そうなので心配して動物病院に連れて行こうとしたら噛まれてしまったとあります。。
野良猫を病院になんて、お金もかかるし普通そこまでしない人が多いのではないかと思うのですが、そんな親切な女性がその親切心があだになって亡くなってしまうなんて・・・お気の毒すぎます。。
 
そして今度は飼い犬、具合が悪い犬を介護していて、でも噛まれたとかでもなく手をなめられた程度だったとのこと、厚生労働省が弱ったペット・動物との過剰接触は控えるようにと呼び掛けているそうですが、飼い犬が弱っているから介護して、その犬が飼い主の手をなめるなんて、過剰接触でもなんでもない、当たり前にしてしまうことですよね。。
 
しかしなぜ世界で初めての確認が2例とも日本なんだろ。もしかしたら日本より患者数が多い中国や韓国でもそういう例があっても件数が多いためにたまたま突き止められなかっただけかもしれませんね。
 

回復した例とそうでない例との違い

中国では死亡との関連が強い原因として年齢と発症から入院までの日数があげられているそうです。
年齢というのは単に高齢であるからということではなく免疫力の問題の様ですので、今回亡くなった女性はまだ50代だったそうですがちょっと免疫力が弱っていた時だったのかもしれません。
 
そしておそらく猫に噛まれてしまったために結局猫を病院に連れていくことはできず、自分も症状がひどくなるまで病院に行くことはしなかったのではないでしょうか。噛まれた後すぐに行っていたとしても潜伏期間は6~2週間といいますのでその時には症状は出ていなかったでしょうし、まだその時点では猫や動物からのSFTS感染は世界で一例もなかったわけですから病院もSFTSを疑うことはなく別の理由からの不調として対処されていたのかもしれません。
 
一方、犬の飼い主はまだ40代で、かつ具合が悪い犬とほぼ同時期に症状が出てふたりとも(ひとりと一匹か)病院に行ったことで発見も早く対処も迅速にできたことが回復につながった可能性はあります。現時点でこの犬と犬の飼い主は回復に向かっているとのことでよかったです!SFTSは今のところ有効なワクチンも薬もないとのことでしたが、普段からの免疫力強化の意識をするとともに、SFTSに感染しても症状の程度や対処次第で回復も見込めるということですね!

具合が悪いペットや動物との接触は充分警戒しよう

でも今回の例で野良猫や飼い犬からも人へ感染するということがわかったおかげで、具合が悪い野良猫やペットの世話をするときは、ノロウィルスに感染した子供を介護するのと同じように、マスクやゴム手袋をして、唾液や便などに触れるときも細心の注意をすべきことと学べました。
 
わたしはもともと抵抗があって野良猫や他人の連れたペットも触ることはほとんどありませんが、子供は興味津々で近づいていくのでむやみに触らせないように気をつけたいと思います。
 

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