レバコールとの出会いの少し前に、ある内科・消火器科のお医者様との出会いもありました。大人になるまで風邪などあまり引いたこともなかったのでまったく知識がなかったわたしに、風邪の治し方や対策など一から教えてくださいました。たかが風邪と思っていましたがわたしは初めて知ることだらけ。先日友人が珍しく風邪をひいてしまってどう治したらいいのかわからないと言うので教えてあげたのですが、意外にもわたしやその友人のように知らない人もいるのかなと思い、わたしの最近の自己流対策もプラスしてご紹介したいと思います。どなたかの参考になりますように。
病院は風邪薬をもらうための受付窓口のように思っていた
前の記事でも書きましたが、わたしは26歳以降レバコールと出会う前までの20年弱の間、1年365日のうちの300日くらいは風邪をひいているという虚弱体質になってしまっていたため、 病院にはしょっちゅう通っていました。
いつごろからどんな症状が出たかを説明して、いまはなにが辛いかを伝えて、それに合わせた薬の処方箋をもらう。
これが病院に行った時の流れで、この処方箋をもらうために病院に行っていました。目的は薬なので病院に行かなくても薬がもらえるならそうしたかったのですがそういうわけにはいかないので病院は単なる、薬をもらうための受付窓口のように思っていました。
風邪を治すのは薬ではない、薬は症状を抑えるだけのもの。とくとくと指導くださった先生との出会い
いまの土地に引っ越して今後、風邪薬をもらうための病院をどこにしようかと困っていたところ、義理の家族が長年お世話になっている主治医の先生を紹介され行ってみましたが、車がないと不便な場所だったのもあり車の運転ができないわたしは自力で徒歩で行ける別の病院を探すことにしました。
ザ・町医者という感じの小さな一軒家の1階です。家から歩いて行ける距離でいつも待合室の患者さんは1人2人くらい、ほとんど待たされることもなくその時点でかなりポイント高かったのですが、診察を受けてみてその内容で一気にわたしのなかでの内科ナンバー1に決定しました。
わたしがお医者様に求めるものは、じっくり話を聞いてくださること、質問したことに丁寧に説明をくださること、なのですが、この先生は完璧でした。
「今日はどうなさいましたか?」
と声をかけていただいた後は、まず今までの病院と同じように、「いつ頃からどんな症状が出て△△という薬を飲みましたが、その薬がなくなってしまったのでそれが欲しいのと、あといまはこんな症状が出ているので〇〇という薬も欲しいです。」
というような感じで話してみたところ、黙って聞いて下さっていた先生がペンを置きゆっくりと口を開かれました。
「あのね。風邪を治すのは薬じゃないんですよ。薬は辛い症状を抑えるだけで風邪を治すわけではないんです。いや、抗生物質やインフルエンザの薬を飲まなければならない細菌やウィルスが原因の風邪もありますよ?でもそうじゃない普通の風邪の場合は栄養を摂って体を温めてとにかくよく休むこと。これを気をつければ薬は飲まなくても体は治っていくんです。眠るために症状を抑える目的で薬を飲むことは有効です、咳き込んでしまって眠れないとか、高熱でうなされて眠れないとか、鼻が詰まって苦しくて眠れないとかね。まずそこを理解してください。」
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なんだなんだ??なにやら今まで受けてきた風邪の診断とはひとあじもふたあじも違います。
でももともと自然派とか、自然治癒力とかに興味あるわたしだったので先生の話にぐいぐい引き込まれました。
先生から教わった風邪を治す方法
〇とにかく眠る。体を休める。
横になっていても本を読んだりテレビを観たりは読んだり観たりのエネルギーを使っているので本当に体を休めていることにはならない。静かな環境で暗くしてぐっすり眠ることが重要。
〇体を温かく、部屋を暖かく、そして湿気を部屋中に充満させること。
風邪の菌は体の中でも活動し、部屋の中にも浮遊している。暑くてムシムシした部屋はあなたも不快でしょうが菌にとっても不快。暑い蒸した夏に風邪がはやらないのはそのせい、湿気がなくて涼しい過ごしやすい環境は菌にとっても絶好の環境なんです。体の菌も部屋の中の菌もどちらの菌も動きを抑制するためにはいわゆるサウナ状態が理想。部屋は暖かくして湿気で充満させる、さらに布団をはいでしまっても冷えないようにとにかく厚着をする。首にはタオルを巻き胸元に差し込み、喉の潤いを守るためにもマスクをして眠る。汗をかいたらすぐに着替える。濡れた服は体の熱を奪っていってしまうから。
〇温かく消化のいい栄養のある食事を摂る。
体を温めるためにできるだけ温かいものを口にし、消化のために余計なエネルギーを使って体力を消耗させないように消化のいいものを摂る。卵雑炊とか煮込みうどんとかでしょうか。
〇うがいを頻繁に。
喉に付着した菌が体に入り込まないように頻繁にうがいをする。鼻の奥の粘膜にも付着しているので鼻うがいもできたらなお良し。咳をしたらまた喉に菌がついてしまうので咳をするたびにうがいをするくらいに頻繁に。緑茶や紅茶のカテキンには喉を殺菌する効果があるのでうがい薬がなければお茶か紅茶で。
〇のど飴はハーブとか刺激系はNG
味はなんでもいいのですが、ハーブは逆に刺激になってしまってますます喉の炎症が悪化する可能性があるので喉をゆっくり潤すことが第一目的のただの甘いもの、たとえばはちみつとかレモンとかのビタミン系とかもいいですね。
これ、実感したことありました。これから遠出するというときに喉がイガイガ咳はケホケホし始めてしまい、目的地に向かう間にどんどん悪化してしまったので慌ててコンビニで何種類かののど飴を買ったんです。最もよく見るのど飴と龍角散のど飴はどちらもハーブが入っていたようで、咳き込みを止めたくて慌ててベロベロカロカロいくつもなめまくったのですが症状はますます悪化する一方。イガイガとカホカホ咳の辛さで涙もちょちょ切れてくるようになってしまいました。ここでようやく先生のハーブの話を思い出したんです。慌ててもう一つ買っていたビタミンCのど飴に切り替えた途端、一気にイガイガと咳が落ち着いたんです。ビタミンCもよかったのかもしれませんがそれほどのビタミン量は含まれていないでしょうし、きっとハーブじゃなかったからということだと思いました。ハーブ系ののど飴が効果がある人もいるのかもしれませんので私だけの例としてさらっと流していただければと思いますが、先生が言われた通り、ハーブの刺激の効果にびっくりした一件でした。
〇薬は飲まなくても体を休めれば治る、薬を飲んで症状が治まっても根本的に治っているのではない
症状を和らげたいとき、それが辛くて体をゆっくり休められない時、眠れない時には飲んでいいと思います。
ただ、症状が和らいでも治っているのではない、症状を薬が抑えているだけだから薬が切れたらまた症状が出てきてしまいます。根本的に治すにはとにかく体を休めて体本来の自然治癒力が働くようにしてあげることです。
診察時間、延べ30分。たかが風邪にこんなに時間をかけてこんなに丁寧に説明してくださる先生には初めて出会いました。
改めて考えてみるともっと家から近い内科はほかにいくつもあったのに嗅覚とでもいうのかわたしがその先生を選べたことの縁というか、めぐりあわせというか、なんかそんなものに心から感謝です。
ちなみに妊娠中に気管支炎のような症状になってしまって一度だけこの先生を頼った時も、妊娠中でも飲める薬をおくすり辞典でひとつひとつ調べてくださり(先生は漢方を扱っていなかったため)、心配な点はわたしの当時通っていた産婦人科に電話までして確認くださったりしました。こんな先生めったにいないのではないでしょうか、病院もののドラマだったら間違いなく主人公で、木村拓哉さんとか綾野剛さんとかみたいにいい俳優がキャスティングされるでしょう。
余談ですが、まだこの先生に出会う前、会社の近くの内科に行ってみたときのお話。妊娠判定待ちだから妊娠中でも飲めるお薬が欲しいと申し出たところ、
「わたしは肺炎で患者を亡くしている。風邪や肺炎を軽く見てはいけない。必要な薬を使ってまずは風邪を完全に治すべき。その薬のせいでお腹の子供がどうにかなったらそれはそれでまたやり直せばいい事。」
っておっしゃったんです。
「え?!やり直すって・・・死んじゃってもまた妊娠からやり直せばいいってことですか?赤ちゃんに悪い影響が及んでも仕方ないってことですか??」
これだけのお金と精神力と時間をかけて臨んでいる不妊治療なのにと、あまりにびっくりしてそう聞き返したら、ちょっとまずかったかな・・・という表情をちらっと見せましたが、
「わたしは内科の医者だから風邪の症状で来た患者には風邪を治す薬を出すだけ。患者を風邪で亡くしたわたしとしてはそれが第一優先。」
とおっしゃってました。
産婦人科でなくても、相手が妊娠している可能性があるかもしれないと知ったら妊娠継続が第一優先でそれ相応の扱いをされることが当たり前だと思っていたのでこういう方針の病院もあるんだなと心の底からびっくりしました。
風邪ひとつでもお医者様によって診察はいろいろ、温度差も様々、自分にあったお医者様に出会えるのって必要なことだなと思いました。
プラス、喉風邪の自己流対処法とわたしが体感したビタミンのパワー
レバコール飲む前のわたしの風邪の引き初めは扁桃腺がいきなりバーン高熱もバーン!!でしたが、体質改善後の風邪は喉が少しイガイガから始まる軽いタイプのものが主流です。
上記の通り、先生に習った方法でうがいもするのですが、うがいや水分補給の潤しや部屋の湿度だけでは実際イガイガはすぐには治まらないんですよね、あのイガイガってほんと目を白黒してしまうくらいに苦しいじゃないですか、すぐにも止めたいですよね。
喉や咳止めの薬に頼ってもなかなか落ち着かないし、もちろん風邪の時はレバコールもいつもより多めに飲むのですが、喉のイガイガにはあまり即効性は感じたことがなく、ヴィックスドロップでも治まらない、誰か助けて!って時に「風邪にはビタミン」というのを思い出したんです。
ビタミンのパワー
そういえば風邪にはなぜビタミンなの?と思い調べてみると、
「ビタミンA、B、Cは粘膜の強化をする働きがある」
ということが書かれていました!
風邪にかかるのも粘膜に菌が付着することから始まるし、粘膜が乾燥したりすると風邪にかかりやすいし、この喉のイガイガも粘膜の問題。
ってことは、この喉のイガイガもビタミンが助けてくれるのでは?と思い、美肌のために常備していたビタミンCサプリパウダーを多めに飲んでみたんです。するとびっくり!なにをやっても治まらなかったイガイガがみるみるうちに落ち着いたんです!
風邪をひくとビタミンが消耗される
そもそも風邪をひくと体はビタミンを激しく消耗するらしく、だからビタミンが不足して粘膜に症状がでてきてしまうのかもしれません、よって普段よりも余計にビタミンを摂る必要があるということなのでしょう。
果物から摂れれば理想的なのだと思いますが、果物ってちょっと贅沢品だし、冷蔵庫ではかさばるし、お手軽なサプリメントで試してみました。そのビタミンCサプリパウダーがなくなってしまってからは、別のビタミンB&Cが含まれるタブレットを摂るようにしてみたのですが、以前飲んでいたビタミンCサプリパウダーの方が効き目がよかったです。あれ、どこかで買えないかなあ。でも悲しいことにメーカーも商品名も記憶にないんですよね。。
ビタミンCとは言っても・・・
そのビタミンCサプリパウダーは当時GROUPONで買ったのですがいつしかGROUPONはサービスとかレストランものだけになってしまったようですね、ネットでも同じものは見つけられず、先日似たようなものとしてこんなものを買ってみました。
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ビタミンC L-アスコルビン酸
本品はL型発酵の食品添加物アスコルビン酸100%品です。
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難しくてよくわからないのですが、天然のビタミンCではなさそうだということはわかりました、でもこの際天然でなくてもビタミンCの効果があればそれでいいやと思って試したのですが、結論、
全然効きませんでした。。
ちょっとおトイレのお話ですが、ビタミンは体に溜めておくことができない栄養素なので余分に摂ってしまうと尿に出てしまうのは知られたお話ですよね、今まで飲んでいたビタミンCサプリパウダーはおしっこが真っ黄色になるのですぐにわかったのですが(あ、レバコールもビタミン入っているので多めに飲むと尿が黄色くなります!)、このビタミンC L-アスコルビン酸という代物はどんなに飲んでも黄色くならず、効き目が全然感じられなかったのもなんとなく納得でした。天然素材のビタミンCとはやっぱりなにか違うのでしょうね。
咳を我慢する、喉や気管支を刺激しない
喉がイガイガし始めたとき、そのイガイガがきっかけで咳が出始めますが、その咳でさらに喉や気管支の炎症がエスカレートしてきます。そして咳は頭にも圧力がかかるので頭痛や熱も悪化してしまいます。咳をすればその瞬間は喉のイガイガを一掃したように感じるので、つい大きく咳をしたくなるのですが、すればするほど喉や気管支が傷ついてしまうかのように悪化していってしまうので、どうしても出てしまうときはなるべく小さく、喉をなるべく震わせないように、刺激を与えないように静かにそーっとケホッとだけするようにしてなるべく出ないようにこらえるようにします。
これも風邪の悪化防止には結構効果あると思っています。ブヨに刺されたところがかゆいけどかいたら悪化するからかいちゃダメ!みたいなイメージで!(←余計にわかりにくい?)
味噌汁で喉を焼く
実はこれ、小学生の頃からやっていました。
喉についた細菌を焼き払うつもりで吸い込んだ味噌汁を舌の上で温度を下げないように素早く喉の奥に流し込んでジュッ!と焼くイメージ。これも当時は効果テキメンでしたが、26歳の頃からの急激な扁桃腺の腫れには時すでに遅しのようで残念ながら効き目はあまりなかったため最近まで忘れていました。
一般的に知られているハチミツレモンとかホットワインとかも暖かくなりそうだし良さそうなのですが、普段からお酒を飲まないわたしはお酒を常備していなかったり、糖尿病予備軍の宣告を受けた身としてはハチミツの糖質を風邪の時に摂るのはちょっとリスキー。風邪のときは特にすい臓からのインシュリン分泌が弱まるのです。
で、普段の食事のなかでできるものと言ったらと考えてむかし味噌汁で喉を焼いていたことを思い出しました。
熱い飲み物ならなんでもいいと思うのですが、ただのお湯だとなんか喉にいい感じにじわーっとこないんですよね。その他、コーンスープとかとろみのあるものはちょっと危ない上に、舌の上を素早く喉の奥へ送るのが難しいしで、わたしのなかでは味噌汁が最適なのです。
まとめ
薬に頼るのではなく、自分のもともと持っている自然治癒力で治せるよう、体を休める、温める、湿度を高める、ビタミンを多めに摂る、喉の保湿、殺菌、プラス、レバコールもいつもより多めに飲む、ようにすると風邪をひきはじめても出だしの1段階目くらいで食い止めることができるようになりました!
追記
ビタミンが粘膜の強化をしてくれるということについて、今ふと思ったのですが、クロミッドの副作用でか(ただの年齢のせいかもしれませんが)生理周期に合わせて毎周期の排卵日あたりから膣まわりが痛痒くなってしまうようになったのですが、これも粘膜の問題だし、もしかしたらビタミンが助けてくれるかもしれないなと。
ビタミンは風邪の時くらいしか意識して摂っていなかったのですが、ちょっと排卵日あたりも意識してみようと思います。効果があればまたお伝えします!
以上、わたしの風邪引き始めの喉の痛みの治し方を書いてみました。
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