加藤レディースクリニックの成功率は高い?不妊治療病院の転院の効果は?

杉山産婦人科から加藤レディスクリニック(KLC)に転院した私ですが、 妊活を終えていま、ふと費用対効果のようなことを考えてしまいます。『たら・れば』を言い出したらキリがないとわかっていながら、どうしてもモヤモヤとしてしまうのです。
 

みんな計画的、私だけ無計画・・・

わたしはKLCの、できる限り自然に近い形で、排卵誘発剤の注射をしない、薬は最低限という考え方に共感して転院を決めましたが、採卵の回数、採卵費用、治療期間を考えると、排卵誘発剤の注射を使う方法の病院を選ぶ人の気持ちもわかってきました。
 
最後の砦と言われるKLCから杉山産婦人科へ転院する人がいる、と杉山産婦人科の先生がおっしゃっていたのも今では理解できます。
 
排卵誘発剤の注射をすることで1回の採卵で大量の卵子が採れて、そのうちいくつは顕微授精にして、残りは振りかけでの体外受精にしてみるなどの選択もできて、最終的に複数の受精卵を保存できる、これは少しでも若いうちに受精卵を確保するという意味で有効ですし、第一子の妊娠中にもまだいくつか受精卵が凍結保存されているとなったら第二子、第三子のことを頭に浮かべながら人生設計を立てることができますよね。
 
第一子出産後、いつまでに断乳しようとか、職場にはいつまでに復帰しなければならないとか全部それによって決まってきます。実際職場にもそういう先輩がいました。なぜまだ育児休暇はたくさん残っているのにこんなに早く会社に復帰したのだろう?なぜそんなに早く断乳を決行したのだろう?なんて思っていたら、その先輩のお腹がみるみる大きくなってきて、またすぐに産休に。
 
ああ、第二子妊娠のための早期断乳だったか、育児休業給付金を受け取るためには第一子出産後1年以上の勤務期間がないといけないそうでそれを考えた上での早期復帰だったか、そして先輩もまぁまぁの高齢だったので第一子と第二子の間はそんなにあけてもいられない、など全部ちゃんと計画を立てた上でのあのタイミングだったんだな、と見えてきました。おそらく凍結保存されたふたつ目の受精卵があったのだと思います。結婚されて10年以上も子供ができなかったのに、40歳目前にして年子で2人出産なのできっと。
 
なんの無駄もない、計画的で計画通りの人生、すごく効率的で正直うらやましいなという気持ちになってしまいます。
 

KLCは高い? 

別の友人(彼女も高齢)も、この排卵誘発剤の注射をする方法で、やはり1回の採卵で14個(すごい!)の卵子が採れて、その中で受精反応が出たのは4つ、そのうち胚盤胞まで成長したのは最終的に3つ、
 
そして1回目の移植でふたつの受精卵を戻して、そのうちひとつが着床して第一子出産。1年育児してもうひとつ受精卵が残っているから迎えに行ったらすぐ妊娠。
 
結局こちらの友達も1回の採卵で4年のうちにふたり出産できてるわけですから、採卵費用は1回分、移植費用は2回分、受精卵保存は2年分だけどこれはそんなに大きな数字ではないから、想像ですがおそらく50万円くらいで済んだのではないでしょうか。そこから例えば助成金1回分の15万円を引いたら35万円。私の1回分より安いです。。
 
それに比べてわたしはといえば、正直正確な数字がわからなくなってきているのですが、確か採卵9回、移植8回でようやくひとり出産、この期間4年弱、かかった費用ざっと計算しておそらく400万程度、そこから助成金5回分(※)の75万円引いたら325万程度。
 
※当時の助成金制度で年3回までという条件があったので年の後半の1~2回分は助成金がもらえない回があったため
 
これをその友達に話してみたらあんぐり口開いていました。
 
病院ごとに不妊治療の料金はホームページに載っているのですが、条件によっていろいろ変わってくるので簡単に1対1で比較ができないんですよね、どこからどこまでの費用という線引きも違ったり、卵子の個数で変わってきたりで。ただざっくりでその友達が通っていた郊外の病院の金額を後から聞いたら1回の費用がKLCより10万円くらい安くて驚きました。
 

費用対効果

かけがえのない、やっと出会えたわが子の誕生を数字で考えるべきではないし、人と自分の不妊治療をそんな簡単に比較できるものではないのですが、人の話を聞いてしまうと自分が効率が悪かったように思えてきて職業柄のクセでどうしても費用対効果という言葉が頭に浮かんでしまいます。
 
わたしはいつも採卵のたびに1個、多くても2個の卵子しか採れず、凍結保存はいつも最大1個だったので、それが着床しなかったらまた採卵からの繰り返しでした。そのたびに卵子は老化・減少していたはずですから、条件もどんどん悪くなっていたはずです。
 
もし注射の恐怖を乗り越えて杉山産婦人科で治療を続けていたら、この友達のように最初の1回で14個採卵できて3個受精卵が得られて、この4年弱の間にもうひとり生まれていたのではないか・・・・なんて。。
 

偉大なる先生たちのお言葉

いやいや、そんなにうまくはいかず、数年後にKLC転院を決意してみたけれど、最終的に実際より長い期間かかってしまったせいで機を逸してこの子にさえ出会えていなかったかもしれない。
 
自然に近い形のKLCだったからこそ、抵抗のあった注射をすることもなく、薬の副作用で苦しんだりせずに続けることができたんだ。
 
KLCの説明会で竹原先生がおっしゃっていたこと。
 
「KLCの実績が高いのは、体に負担をかけない、限りなく自然に近い体外受精の方法を取っているからこそ。
可能な限り薬は使わず、ひとつの受精卵を子宮に戻す、月に1個の卵子を排卵して、1個の受精卵が子宮にたどり着く、この自然な姿に沿っています。
 
大量の排卵誘発剤などの注射で体に無理をさせ不自然に大量の卵子を育て、そこから採れた受精卵を「複数個」子宮に戻すという不自然なやり方では、一見効率がいいように思えても、結果として実績に反映してこない、それが答えだとKLCは考えます。」
 
 
そして杉山産婦人科の先生がおっしゃっていたこと。
 
「病院それぞれ方針があるしね、どっちのやり方が正しいってことじゃなくて、患者さん自身がどっちを選ぶかだからね。妊娠できたらそれが患者さんにとって正しかったってことになるよね。いい結果が出るといいね!」
 
 
そう、KLCの体外受精の成功率は高い、それは実績の数字で表れている事実。ほかの病院の不妊治療で結果が出せず、最後の砦!と悩める女性たちが駆け込む信頼ある病院でわたしは最初から体外受精をしたので、他での苦労がわからず隣の芝生が青く見えてしまっているだけ。
 
どっちがよかったのかではなく、”わたしが” KLCを選んだのだ、そして結果妊娠・出産できた、結論あの選択がわたしにとって正しかったってこと。
 
あの時こうしていれば・・・こっちを選んでいたら・・・、なんて考えても答えがあるわけがないんだ。
 

今の人生が自分にとってのベスト

もし人をうらやんで無理して第二子を求めたりしたら、きっとなにか想定外のトラブルに巻き込まれるのかもしれない。だって妊娠出産は命がけ。何があるかわからないんですもの。
 
いままでずっと、なるようになるさ~で生きて来られたのは、いつも人生は自分にベストな道を選ばせてくれていると感じてきたから。
 
超高齢にもかかわらず妊娠できて、超高齢なのになんとか無事出産できてこの子に出会えた、この奇跡と感謝の気持ちを思い出せ!!
 
ふたりぶん、さんにんぶん、この子を愛そう。
 
もしまた血迷ったらこの記事を読み返そうと思います。
 
 
 

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