前編からの続きです。完全自然周期での体外受精を申し込み、次は生理13日目(D13)の朝イチにKLC(加藤レディスクリニック)へ行きました。フロアー説明も兼ねて当日の流れをご紹介します。
5階受付
5階へ降りてみるとギョエーー!!KLCの来院者数の多さを初めてここで認識しました。廊下にまで丸椅子を置いて座ってる人、その周りに立っている人も大勢で、そこをかきわけて入っていくのもためらわれるほど。
部屋を入って左手の小さな窓口に5階受付と書かれていました。
受付票を出すと、そこに置かれた小さなペン立てに、ペンと小さな紙が入っていて、それを書くようにと。
カルテにそのままペタッと貼られるためにその小さなサイズになっていて、内容は、今周期なにをするか今日来院した目的(今回の場合だと完全自然周期採卵)と、生理何日目か(D13)と、なにか診察時に相談したいこと、を書くようです。
専門用語だらけの紙片、まったく意味が分からずおろおろしていると、なにやら指示されて言われるがままに書きましたが・・・
すっごく事務的!無表情!
隣のモニターにまた5階受付と番号が出てそこでカルテを受け取ると、次は内診室の前で待つようにと。
受付の人がなんとなく指を刺した右奥の方向を見ると、紐ののれんが掛かった2段階段をあがる入口があって『内診室(これより先は男性は入れません)』とあります。
5階内診室
人をかき分け内診室と書かれた奥へ暖簾をくぐると、その先は割と空いていました。椅子は全部埋まってはいたものの、立っているのは私だけ程度。内診室専用のモニターがありました。
でも人数が少ないからと思いきや、ここの待ち時間が長かった。1時間以上は待ったと思います。ここは早く呼ばれる可能性もあるので外に遊びにも行けません。
ようやく自分の番号がモニターに表示され、その番号の部屋に入ると、内側から鍵をかけるようにとの指示。名前と生年月日の書かれたカルテをカーテンの下から見せられ、自分のものだと確認すると、準備をして内診台へ。台に設置されたモニターを見ていると、カーテンの向こうに男性の声がして、顔を合わせることなく、
「はい、では内診しますね~。力抜いてください~。はい、これが子宮ね、これが卵巣。これが卵胞ね、わかりますか?えー子宮内膜14mm、卵胞左20mmね。はい、いいですよ。」
早っ!!1時間以上待って内診1分。
映像は正直ほとんどわからなかったけど卵胞だけは白黒モニターの砂嵐の中に、ぽかーんと黒い穴が空いたのでわかりました。
内診台降りて支度が済んだら診察室前だそうです。
5階診察室前
うーん。。。すごい人。ここでどう席を確保するかが勝負ですね。遠慮して部屋の入り口近くに立っていたら絶対に座れません。あれは並んでいるわけではないので後ろについて待っていても列が進むことはないので、座るためには奥に入っていかないと。私が穴場として狙っていたのは、診察室の目の前の正面向かって左奥です。診察室前はT字通路っぽくなっていて、T字の左手の奥のほうは行き止まりなのでそこにズカズカ入って近くで立って待っていると、そこの席の人が立てばすぐ確保できます。
たまに、診察終わった後にまた処置室で呼ばれるまで待つこともあるので、その時のために、いま座っていた席に荷物を置いたり雑誌を置いたりして確保している人がいましたが、さすがにこれはヒンシュクでしたね~。。
結構みんな立ち疲れていてドライなので、空いたと思って席まで来たのにがっつり荷物が置いてあると、もう荷物を端にどけて座っちゃう人もいて、戻ってきた人がすごすごと人と人の間に挟まれた自分の荷物を取りに来るのは恥ずかしそうでした。
私の番号が呼ばれ、ノックして診察室に入ると、声から判断して先ほどの内診室でカーテン越しに話した先生の様です。内診室と診察室を行き来しているのですね。血液検査の結果のホルモン値の印字された小さなシールを渡されながら、
「採卵は明後日、2日後です。今日の夜スプレキュアをしてください。スプレキュアのやり方や時間、当日の来院時間は処置室で指示があります。なにか質問ありますか?」
あまりに早くて質問が思い浮かぶ間もありませんでした。診察室滞在、たぶん1分!
処置室
診察室と5階受付の間にあります。採卵のスケジュールや薬などの服用の仕方の説明を受ける場所です。ちなみに処置室前の椅子は比較的回転早いですが、診察室のモニターが見にくい方向に椅子が向いています。
スプレキュア(のちにブセレキュアと名前が変わりましたが同じものとのこと)という点鼻薬を今日の夜2回、確か23:30と25:30とかそんな時間にスプレーするように言われました。
この点鼻薬をスプレーしてから約1.5日後が採卵時間となるので、この時間をもらった時点でもう採卵日の順番もほぼ決まっているそうです。
完全自然周期なのに薬を使うんだ・・・とまたちょっとひっかかったので聞いてみたところ、これは卵子の最終的な成熟をさせるためのものなので完全自然周期でも必ず必要です、と有無を言わせずの感じでやむなく受け取りました。
このスプレキュアの点鼻の仕方は、4階5階のモニターで頻繁に流されているので待ち時間に何度も見ることができましたが、実際やるとなると、プシュッと勢いよく出すために力を入れなきゃいけない手側と、力を入れられたら怖い鼻側の思いが押し合いへし合いして結構勇気いりました。鼻炎の薬とかで慣れている方は問題ないと思います。音は結構大きく感じるものの、細かい噴射なので痛みはないものですね。
もしノズルを鼻の奥までちゃんと差し込めていなかったりして鼻から垂れてきてしまっても決して鼻をかまずに、上を向いて吸い込むそうで、鼻の奥から喉の奥に苦~い味がしてきたら成功だそうです。
2回とも何とかうまくスプレーできたと思います。次はいよいよ2日後の採卵です!
会計
本日会計なし。採卵当日の会計に含まれるそうです。
滞在時間約5時間。。午前中で済ませて午後から会社行こうなんて考えは甘かったです。。
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